ルフィが天を割ったね……

いよいよ終わりが近いんだなって感慨が。

 

ワンピースの凄いところのひとつは、たとえばこの「天を割る」というネタをこの長期連載でちゃんと温存してたって事実だと思うんですよ。バトルマンガとしてのインフレ要素を制御しいくってのは強いキャラを出し続けなければいけないジャンプマンガにおいて至上命題のひとつで(幽遊白書なんかは露骨に皮肉って去ってった)ほとんどの先行事例が成しえていないことなんだけど、カイドウ戦まで引っ張れたことで完成した感がある。

 

いや、まぁまだ勝てると読者が確信するまでには至ってないけどね?

 

ともかくもうルフィは最強格に立った。それを周囲も認めた。時代のうねりそのもの。最強を下して、いよいよ海賊王へと向かい、挑戦を受ける側にも回りうる。最終的にルフィの戦いがどこに着地するのか、最強だから自由って言い切るのか、もっと別の自由を定義するのかはまだわからないけど、強さという条件で阻まれる要素がいよいよなくなってくるのは嬉しくあり、そして来るべき終わりに向けて淋しい所。

探偵犬はミステリー研究会の子の飼い犬なんで横浜にいるはず。

 

しかし神室町でも普通に呼べる。まぁファークライとかで犬連れまわして楽しいみたいな要素と比べると犬のモーションも使い方も物足りない感はあるし、使いどころも限定的だし、海外勢は撫でさせてくれって言うに違いないんだけど(これかなり重要みたいだよね?)まぁ癒しキャラはいてくれていいよ。

 

ストーリーは陰鬱が深まっていってつらい。

 

オリンピックでの過去のいじめ騒動の話とかを考えると相当にタイムリーな内容だったんだなという具合ではあるんだけど、ゲームとしては厳然と存在する過去に縛られて現在があるので、いじめの連鎖というか、様々な暴力が形を変えてるというか。あの人がそれで死ななきゃならないのどうなのよ……救いはもうないなって。

いかに朝チュンから展開するかという試行錯誤。