ゲームプレイ日記 スカーレットネクサス カサネ編クリア

ラストダンジョン中盤のボスでした。

 

ラスボスの過去に因縁のあるヤツが脳内空間で実体化してる、というプレイしてない人にはなんのことやらな敵ですが、ここで弱点を探って八種類の超脳力を駆使して戦うという練習みたいなバトル。まぁ親切です。

そしてラスボスです(第一形態)

 

ここから第二形態があってイベントバトルを挟んで決着します。

 

そこからエンドロールエピローグと長いのでプレイする人は十分に時間の余裕のあるときにクリアを目指すことをおススメします。

 

ラスボスとしてネタバレですが、まぁプレイしてったら(唐突な真の黒幕でも登場しない限り)他にいないので順当ではありました。ただ「本当にその動機でラスボスを務めるの?」という意味でプレイヤーとしては半信半疑だったことは事実です。アニメ版でどう料理されるかわからないけど、それだけで最後まで曲がらずに戦い抜いた結末は報われてはいないけどある意味でプレイヤーがやりたかったことかもしれない。

 

時間跳躍できるけど、過去は変えない。

 

言葉にすると割と陳腐な内容をカサネの成長と視野の広がりとして描いたドラマは丁寧で、アニメゲーでありながらおちゃらけた要素はギリギリまで抑えて前向きにまとめたのはいい意味で青春しててよかったと思います。まぁ青春って言っても見た目ほどみんな若くない(合法チルドレンって単語あんまり使われなかったな)んである種の達観みたいなのもある訳ですけど、助からなかったキャラがなかなか多いので……苦みはあります。ビターエンドなんじゃないかな、すべての解決はこれからだし。

 

続編はあるのか?

 

そこまで売れるかなぁ? キャッチーさは足りないよね。たぶん。

この表情をCGで作れるの凄いよなと割と思った。

 

3DCGでのアニメ絵キャラの表情づけの進歩は凄い感じた。感情が入るところで硬さはなかった(流石に日常シーンは硬いが、カサネに関してはキャラ設定上正しいのでそこまで気にならない)ぶっちゃけ絵的にはこのゲームのオープニングアニメーション(手描き)が一番ショボいです。ええ、率直に言ってアニメ版に期待できない理由でもある。逆にキャラクターデザインが気に入ったなら、十分に楽しめるゲームです。紙芝居なんて言われるような会話シーンの作り方も終盤には演出的に使われて効果を発揮してる、というかこの見せ方が必要だったという作りではある。

 

残念な所はマップのバリエーションが乏しい所かな。

 

殺風景な景色を進むばっかりなんだよね……仕方ないんだけど、体験版の高速道路がたぶん一番綺麗なロケーションで、ストーリー上も一番使われてる感じのロケーションという辺りは世界観的に狭いんだよな。どこからでもアジトもシステム的には便利だけどなんか国を舞台にした争いって感じしなくなるし。

 

あとバトル以外ではマップに意味が無い。

 

街にも念力オブジェクトが一杯あるんだけど、カサネ編では街で戦うシーン自体がほぼないのと、街を歩きまわる理由が無いので色々とオミットしたのか? とは思わなくもない。セーブポイントとショップは全部共通なんでその意味でも動く理由が無い。便利だけど、なんか省力っていうか、コダマってキャラの話をしてるけど、全体的にはこじんまりとしたチーム内の話に終始したところはある。血縁と仲間がテーマだったんだろうけれど、そればっかりすぎると言うか。

 

ともあれ集中してクリアまで進めたので良ゲーではあると思います。

 

アクションRPGの和ゲーを楽しみたければこれです!

ハーレムづくり編スタート。

 

青春ドラマのゲームに感動しながらこれを書く、そういう人間の二面性について考えずにはいられないね! はっはっは……スカーレットネクサスの恋愛要素は重要でありながらまるで成就しないという不思議な作品だぜ!