千と千尋がそこまで好きじゃない。
ラピュタの完成度とかもののけのテーマ的な貫徹とか、それこそ未来少年コナンのまとまりの良さであるとかが、歴代トップの存在によってどうも覆い隠されている感じがあった。相対的に好きじゃない。
これでフラットに語られて行くだろうという感覚がある。
あとまぁ（おそらく）最終作に別種のやる気を出してくれるんじゃないかという期待もある。やっぱね、宮崎駿が千と千尋以降でやりたいことしかやってない感じなのはライバル不在だからだと思うのだ。世俗的なことはどうでもいい、という素振りは崩さないと思うけど、まぁ燃料が多いに越したことはない。
鬼滅のアニメの最終的な評価はやっぱり結末までやってからだと思う。
原作がスッキリとまとまった分、アニメ制作は急がないと鮮度が落ちるという部分との戦いを強いられると思われる。物語の普遍性はあるが、熱狂が冷めても良いものを作れるかどうかは現場のモチベーションの問題だ。特に二期のテレビシリーズをどう作るかは地味に問題が多いと思う。割と普通の深夜アニメ、って部分がかなりあったからだ。キメツ学園のギャグとかやれるんだろうか？
メタっぽい予告の感じとか……。
あの普通のオタク向けアニメの雰囲気を維持できるかってのは外部からの口出しの度合いを見る上で重要なポイントになると思う。意識高い系に走るようなら……うん。まぁあの鬼滅の監督は制作会社も同じなニニンがシノブ伝のSDであるという事実を広く流布していきたい！ 名作ですよ！ カドカワは便乗していけ！ あとゲノムのアニメ化も進めていけ！ 岩田パクマンで呪術にも乗っかっていけ！ 声優も割と共通だしたぶん被ってくる！
