ネクスト鬼滅は呪術にとってマイナスアプローチ

商売として連載終了した作品より現行作品を推すのはわかるが、作品のテイストを無視したチョイスはよろしくない。

 

鬼滅を期待したら呪術は救いがなさすぎる。

 

鬼滅は無惨の生きたいと言う呪いを祓う話みたいなところがあって、地獄がある、と言う明言はされないけど確実な世界観の上に呪わないことで短い生涯でも未来がひらけていく話なのに対して、呪術は現時点だとどちらも呪いあう、あらゆる感情が呪いの要素を帯びることでこの現世が泥沼化してる世界観なんで特に相容れない。

 

逆なんだよね。

 

鬼滅の勢いがある意味で次のハマれる漫画探しの熱となってる部分はあるはずなんで、呪術がそれなりの読者を吸うことはあると思うんだけど、合わない人は徹底的に合わない部分があるはずなんでメディアとして推すのは軽率だと思う。比較しないで純粋に面白さを語るアプローチをして欲しいところだ。

 

じゃ、ネクスト鬼滅は?

 

フリーレン? テイスト的には近いと思う。死はあるものとしてそれに向けられる視線が自然なところは。しかし、少年マンガで死が自然なのって時代の変化だよなぁ。劇的ではない、ってのが日常に死が迫る時代って感じであり、それが殺伐にむかわないのも独特である。

 

成熟と言うよりは諦観に近い。