偉人の内心が偉大ではない。
というのは珍しい話でもなんでもなく、彼らも基本的にはひとりの人間なので落ち度もあるし、情けなさもあるし、尊敬に値しない部分もある訳だけど、だからと言って偉人の偉人たる行動の価値まで否定しだすとキリがない。
伊藤博文の女好きをもってすべてを否定してもはじまらない、みたいな。
ま、例えば大河ドラマで今やれる人物かと言えば多方向に難儀するタイプだとは思うんだけどね。そういう意味での配慮は必要だろうけど、歴史を書き換えるのもまた違うというか、現在がどこまで過去を評価できるかという問題でもある。
そこまで現在は過去に優越するのか?
それこそ奴隷として差別されてきた黒人(この言い方もあれらしいので日本語として使える期間は残り少ないかもしれない)たちの時代より今の黒人たちはマシになってる(それが十分じゃないのは理解する)のの第一歩が奴隷解放宣言なんじゃないのかね。そこを否定したらそれから段々と時代の変化を受け入れてきた多くの白人を敵に回さない? すべてが差別する白人でもない訳じゃん?
これ痴漢冤罪の話をする男の気持ちなんだよな。
男に産まれたから性犯罪者予備軍だ、と言われたら反発する。
白人に産まれたから黒人を差別している、と言われたら反発する。
運動の大義はあると思うけど、どうしても味方より敵を増やしているようにしか見えない。アメリカ大統領選が結局その結果として受け止められかねないという点を含めて、事態が性急に進みすぎている。分断を深めてるんじゃないかな……そしてまぁ日本人としたら移民受け入れはやっぱヤバいなという話になる訳だけど、この場合、コロナで移民等々も止まってるだろうって状況はなんか歴史的な意味を持ちそうではある。
サブエピソードで本編を補完……みたいな?
— 狐島本土 (@fox_mainland) 2020年6月28日
第58話 浮舟みどりの冒険2 - ビッチ男子は虚空に据わり ~幼馴染みの異常な愛情 または僕が如何にして男として愛することを止め女として愛されることを選んだか~ - カクヨム https://t.co/arxpMbM0HC
更新してまーす。