“海賊ゾロVS戦士ブラハム”を読み返しました。
ウナギに見とれて撃たれるようじゃ
まだまだ気力が足りねェ証拠
ゾロがなに考えてるのかいまいちよくわからないモノローグ。でもたぶんこういう思考回路なんだ。気力が足りないからウナギに見とれるのかどうかはよくわからないんだが。そもそもここで言う気力ってなんだ?
ブラハムのスケート靴ウェイバー。
踏み込みなし、爆風で体を浮かせ立体的に移動しつつ、閃光銃で目くらまし。間合いもそうだが、相手を見て合わせて斬るタイプのゾロとはとことん相性が悪い。さらに雲貝で自在に雲を出して飛んですらくる。
ゴーグルのブラフ。
ゾロが頭を使った結果、見るからにサングラスじゃないゴーグルでハッタリをかました。ウソップのウソとレベル的には同じな気もするんだけど、やっぱマヌケ感が際立つなぁ。つーかゾロの戦闘で頭使ったのあったっけ? 別に頭使ってない訳じゃないけど、知略で勝った印象がないな。
そして煩悩鳳。
ブラハムの戦術を破るではなく、割と唐突に飛ぶ斬撃とか言い出す。いや、斬撃が飛んでもいいんだけど、前フリとかないんだよね。
飛ぶ斬撃を
見たことあるか?
読者も見たことなかった。そらブラハムも戯言だと一蹴するんだが、いきなり大砲が撃ててしまう男である。ゾロの戦闘に関しては実は色々と評価に困るポイントが多い。冷静に言えば最初から三本の刀でどう斬ってるのかわからないんだから、斬撃が飛ぼうが阿修羅になろうが同じことであり、心意気が勝ってれば勝ちなのだと言うことでいいんだけど、このブラハムに対してのやり取りに関しては正直負け惜しみな気がするのである。
ウナギに見とれたし気力も足りてない。
急に気力が足りたことにはならなくないか? しかもウソまでついたし。ねぇ? あまりにもシャンディアに対しての因縁がないので、このバトル回自体がアクション描きたかっただけ説はあるのだけどね。あるいは読者サービスか。
そしてメリー号にエネル。
サンジ即ボロボロ。心臓の音が聞こえないとか言うネタはさておき、相手が悪いとは言えやられるシーンカットされるの割と可哀想だなこれ。まぁ話も聞かずに前に出たんだろうと言うのは描かれずともぱたーんではあるんだが。