ONE PIECE 第194話

“鉄を斬る”を読み返しました。

 

Mr.1戦。

 

口先の斬れるやりとりの後の攻防。踵落としな斬撃から掌を刃にした掌握斬、全身刃物って時点で剣士と言うよりは格闘よりになる訳だけど、ゾロは二刀できっちり受けてる。ルフィとの勘違い対決のときもそうだったけど、剣士以外との戦闘経験もそこそこ豊富っぽいよな。

 

鬼斬り、虎狩りのコンビネーション。

 

二刀での技量的には互角からの三刀。技に入れば圧倒はしているようで綺麗に入る。この辺はミホーク戦と大きく違うところ。ただし、相手は鉄なので斬れない。ノーダメアピールされる。とは言え、衝撃そのものを無効化するゴムとは違うので強がってんじゃないかなとは思う。次回の感じだと斬れてないだけでそこそこ呻いたりしてるし。

 

発泡雛菊斬。

 

スパークリングデイジー。構えとしては指が完全に伸びたかめはめ波。Mr.1のアクションを見ていて思うのはともかく手足が長いってことだ。格闘技を一通り学んだ上で、望んでスパスパを食った感がある。武闘派には需要ありそうな実なんでどんな経緯で手にしたのかちょっと気になるところ。殺しの標的が持ってたとかだろうかね? ブキブキの下位互換ではあるけど、ほぼ見た目を変えずに刺せるって意味じゃ便利度はこっちが高い気もしなくはない。

 

受けても背後の建物がズパッと斬れる。

 

たぶん飛ぶ斬撃。むしろ受けてるゾロが斬れない理由がよくわからんぐらいなんだが、当たった衝撃で吹っ飛ばし斬れた建物の下に埋めると言う攻撃になって、ゾロの意識が一気に回想モードに。ゾロの先生であり、ワノ国編で注目度が高まるくいな父の言葉を思い出す。

 

いいかい

世の中にはね

何も斬らない事ができる剣士がいるんだ

…だけど

その剣士は鉄だって斬れる

同じ刀でね…

“最強の剣”とは…

守りたいものを守り

斬りたいものを斬る力

触れるものみな傷つけるような剣は

私はね…

“剣”だとは思わない

 

紙を斬らないと言う様子を見せてからのこの言葉の意味って、ここで鉄を斬れるようになるゾロにもちゃんと理解されてるのかわからないところがある。そしてここで語られてる剣士とはだれのことなのか。この先生は最強の剣を知っているらしいけれど、落ち着いた暮らしをしてる風だから元海賊ってこともないだろうし、まぁ、ミホークとは会ったことないだろうしね。

 

近場を航海してたシャンクスには会ってるかもしれない?

 

おでんとの繋がりやロジャーが剣の技を持ってることを見るにシャンクスは相応の剣士でありそうなんだけど、ミホークの前の最強がだれなのかってのが気になるところだ。シャンクスと決闘してた頃は大剣豪じゃなかったのかどうか。ゾロの最後の相手はその辺り?