ONE PIECE 第85話

“三刀流対六刀流”を読み返しました。

 

六本の腕と艶かしい軟体があってこそできる“六刀流”…

“蛸足奇剣"

 

うねっ!! っと繰り出された剣技ですが、即座に刀狼流しでさばかれてしまうほぼ出オチはゾロが瀕死とは言えかなり可哀想な扱いではある。あと、このゾロには珍しい受けの技は地味に気になるポイントでもある。

 

ワノ国要素じゃね? 灯籠流し。

 

鬼斬り虎狩りもそれを言ったらそうだろではあるんですが、ちょっと文化の匂いがあるんで完全なゾロオリジナルではないんじゃないか的な。ゾロは同門対決みたいな剣術家定番のネタが未消化なんで、期待はしてる。

 

新春蛸開げ体壊なる頭突き技。

 

六本の刀をタコツボの構えにして突っ込み、受けた刀を一気に弾いてそこに体当たり。そう上手くいくのか? あと、ルビふられてるから違和感なく読んでたけど、蛸開げをたこあげって読ませるの相当に強引だな。

 

そして六刀流奥義“六刀の円舞曲”

 

三千世界よりは六本腕があるので頭上で回転させてミンチにしてやるみたいな技はわかりやすいが、こうして並べると割と三刀流の発展系ではあるんだよな。ゾロが六本腕になればそりゃ強いみたいな。阿修羅につながる要素ではある。あれは顔も増えて九本。そっかキン肉マンリスペクトかとか今更気づいたり。

 

しかし龍巻きで締め。

 

たった1話で眼中にもなくやられるテンポは相当いい。そういや飛ぶ斬撃の話は空島だけど、龍巻きってほぼ斬撃飛んでる気がするんだがこの辺りはどうなってるんだろう? 後々は普通に本物の竜巻起こしてる風なんで位置付けは違うんだろうか。

 

普通じゃねェ“鷹の目”に勝つためには

普通でいるわけにはいかねェんだ!!!

 

ボロボロのゾロははっちゃんと戦ってると言うより、自分と戦ってる回でもあります。敗北の後なんで気持ち的にはちょっと弱いと言うかまだ自分を普通だと思ってる。三刀流の時点で普通要素ないけど。でもウィスキーピーク辺りではもう自信を取り戻してるので結構立ち直りは早い男。それもわりと自分の中で消化してる。

 

ルフィよりタフなのはくいなの死を受け入れてるからか。

 

いや、連載時の設定はわからんけど、ルフィもサボは死んだと思ってるはずなんで、そこは別の要素かな。つーかまぁ一味は大体大切な人を亡くしてるからなぁ。ゾロの内面はわりと謎が多い。その辺りもワノ国で触れてくれるだろうか?