ONE PIECE 第52話

“誓い”を読み返しました。

 

引用したいセリフが多過ぎる回。

 

ぼぼ全部かもしれないってなるので抜き出しにくい。ゾロの敗北までは見届けるもチキショオッ!!!と叫びながらミホークに挑むルフィの表情も決死なんだよねここ。被ってた帽子を忘れる勢いで飛んでる。殺される実力差だと確信して我慢してたわけです。

 

ゾロの野望だから。

 

己を知り

世界を知り!!

強くなれ ロロノア!!!

 

そこでミホークの激励です。生かすからにはやってみせろ。ってのはサンジの話にも繋がる部分であり、受け継ぐと言う作品全体のテーマでもあるところ。

 

最強の座で待つ、とはなにか。

 

ゾロが弟子入りしちゃったことで最強の座を譲ったみたいになっちゃうのが今となると問題。2年の修行のラストで既に打ち破って最強になってた、とかはさすがにないと思いたいけど、ミホーク以上の剣士が出ない限りは最強の座が見えないんだよね。

 

世界一の…

剣豪にくらいならねェと

…お前が困るんだよな………!!!

おれは もう

二度と負けねェから!!!!

 

これがゾロの誓いなんですが、待ってるはずなのに別のやつに負けるミホークを見るか、ゾロは2年間負けない代わりに挑みもしなかったのかってなるのも微妙なところだよね。

 

この二度と負けない縛りが失敗だった。

 

と言われないようにしてほしい。実際このエピソードは最高なんですよ。ウソップがルフィに行こうぜ偉大なる航路するのもわかってると言うか、初期5人が特別なのはここでバラティエでの気持ちのまとまりが大きいと思う。

 

仲間を失う危機、ってのはこれから繰り返し描かれるモチーフではあるんですが、死に別れの覚悟はここのゾロが一番の危機だった。

 

文句あるか

海賊王!!

 

ゾロの中で決闘を見届けたルフィが海賊王になった瞬間。死ぬのが確実な状況でそれでも最後まで信じてくれた仲間だからこその言葉ですね。

 

見たいよ。ゾロが世界一になるところ。