ONE PIECE 第241話

“天の裁き”を読み返しました。

 

そうか…

絶対に入っちゃいけねェ場所かァ………

 

神がいる。そう聞いて行かないわけがない。一味と読者の期待通りの反応はさておき、ここでルフィが神様は優しいもの、みたいなイメージを語ってるの地味に気になるポイントではある。ゴア王国の神も仏もない環境に育ったはずなんだが、マキノさん辺りの受け売りかね?

 

神・エネルの名前は出てる。

 

全能の神とさらっと紹介されてるのは会話を聞かれてる前提だからのよいしょなんだろうけど、そう考えるとパガヤがナミになんの警告もなくウェイバー貸して自由に走らせてるのちょっと変ではあるな。不法入国とは知らなくてもルフィたちがスカイピアのルール把握してるかどうかはわからんのだし。

 

アッパーヤードで神官たちと遭遇するナミ。

 

案の定と言う形で目撃することになる試練の模様。1人の男を先を争って襲う3人。そしてナミの背後から現れたゲリラは神官に攻撃、この辺のややこしさ。そして男がナミに助けを求めるもエネルが自ら手を下して助けられない状況など一気に嫌な雰囲気である。

 

乗るって…

でもこれ1人乗りだから…!!

乗れるかな

わかんない………!!

 

理解できない状況にナミの普通の女の子っぽさが出てるセリフ。そらわかんないですよ。ウェイバーにのれないのでありえない仮定だがナミ以外がこの場に居合わせた場合は考えるより先に助けようとして巻き込まれただろうから後味は悪いけどこれ以外ない展開でもある。

 

そして不法入国してたことを知る。

 

アッパーヤードの巨大な木の影に隠れて落ち着いて話聞けるキャラが他にいない。と言うところでエンジェル島のラブリー通りにスカイピア警察ホワイトベレー部隊の隊長マッキンリーが登場。コミカルな動きして空島編全体ではあんまり悪印象の残らない人だけど、この人は相当数を神の裁きに送ってるし、本人の顔の傷や隠した片目なんかを見るに凄絶な過去もあると思われる。

 

表面的には平和な怖い国。

 

ONE PIECEで繰り返されるモチーフである。アラバスタに関してはクロコダイルがまだ実権を持っていなかったのでちょっと違うが、基本的には支配と自由の戦いと言う構図がきっちり定まってくるのがこの辺りだろう。最初に神を否定して、その矛先が世界政府へと向かう流れに関して、どの程度まで自覚的だったかは難しい。それが時代のうねり、だったのかね?