ONE PIECE 第239話

“エンジェルビーチ”を読み返しました。

 

神の国“スカイピア”

 

看板にGODLANDって書いてあるので自称です。宗教的意図はないらしいんだけど、だとしたらどう言う文脈で神なのか。ゴッド・ウソップの時も地味に気になったけど、祈る対象みたいなものとして意識されてる割には具体的に神を語る文化が見えないよね。ONE PIECE世界。天竜人にしても神っぽさを騙ってる訳じゃないからなぁ。

 

航海や上陸が………

冒険だなんて

考えた事なかった

 

空島にはしゃぐルフィウソップ、気取ってもひゃっほ〜うしちゃうサンジ、疑ってたけど目の前にしたら満面の笑顔のナミ、そんな光景を見てロビンの心が少しずつ解放されて行く第一歩。過去編をやる前はゾロの表情とかにウラを読ませる意味があるんじゃないかとか思ってたけど、本心から馴染んでたとわかってから読み返すと趣が深い。

 

カジュアルにへそ出してるからねロビン。

 

色仕掛けの意図とかないからね。すでに警戒してないってのもこう、敵の多すぎる夢を諦めて気が抜けてるのもなくはないんだろうけど、ゆっくりと今後の人生を考えてたりするんじゃないかなと微笑ましいよね。空島だったら賞金首であることも気にせず楽に生きられるかも、とか淡い期待もあったかもしれない。海軍が追ってくる環境でもないだろうし?

 

コニス登場。

 

へそ!!

 

なぜかルフィが過剰にショックを受ける挨拶をする。ゲストヒロインとしては人気がない方のような気がする空島の天使。髪型かなぁ? 比較的胸も控えめなんだよね。空島ではナミが上半身ビキニだったりして、目がいかないのかも。まぁなにより普通の少女だからだろうな。健気だし、名シーンもあるんだけど、押し出しはそこまで強くない。

 

パガヤ登場。

 

そのコニスの父。ウェイバーにのって登場するが事故る。父娘揃ってやや天然風味、ダイアル船のエンジニアとか設定はあるんだが、こちらはさらにドラマ性は薄いかもしれない。空島編が連載当時減速気味の扱いを受けたのは回想に入る前のフックとしてこの2人が弱いってのはあるだろうね。

 

お姫様と国を救った後に一般人相手だと。

 

空島の普通の人々って視点が生きるのは最終盤だったし、ルフィの本筋はクリケットさんだったし、こうして見ると今のONE PIECEでは考えられないぐらいゆったり目に話が作られてる印象はある。ちょっとした小ボケみたいなの多いし、ノーランドとカルガラの話まで行くと印象的に濃密になってるけど、結構ふわっとした導入だったんだな。引きもダイアルの説明に入るところとか悠長な感じもあるし。