ONE PIECE 第255話

“うわばみと探索組”を読み返しました。

 

まったく お前の方向音痴には

ホトホト呆れるなァ

 

ルフィのセリフ、これにより麦わらの一味の共通認識としてゾロの方向音痴は確定。まぁルフィはルフィで南に向かうところを西だと言い張りながら東に向かって歩き出すと言うアクロバティックな頓珍漢をキメててあれなんですが、髑髏の右目なんだから右だろ、と言うゾロよりは方向に関する概念はあるのでマシと言う超絶低レベルの争いをしてる訳です。ほんとこの2人で最初海に乗り出したのヤバさしかないな。

 

いい雰囲気の棒。

 

ロビンがいるのでまぁなんとかなると言う感じで進む探索組。ルフィは初手で棒。チョッパーが目を輝かせる。男子はわかるやつ。女子にはあんまり伝わらないやつ。ほのぼのしたトークにチョッパーはルフィゾロとチームで心強くなってるの可愛い。ヒトヒトで人になって少年なんだよなぁ。

 

で、大蛇と遭遇。

 

ルフィは笑いながら逃げるし、チョッパーは泣く。ゾロは斬ろうとするが毒持ってるので逃げるしかない。毒最強。で、コースから逸れてロビンだけが戻り、あとはメチャクチャのお約束。チームで行動できるなら世話ないのである。

 

おれもだいたい地図は頭に入ってる

右だな

 

ゾロは方向音痴とかじゃなく話聞いてなくない? まっすぐ南だからあったかそうな方とか言ってるルフィとで方向がわかってないって意味じゃ違いはないんだけど、この人のどこに地図を読める自信が生まれてるのかわからない。読めたことないだろ? つーかスカイピアの古地図なんて植物が異常成長してる時点で読めても現在の地形と照らし合わせるの難易度高いだろうけど。

 

我輩…

6年前まで

“神”であった…

 

頭打ったか

おっさん

 

一方のガン・フォールはアッパーヤードの戦いの経緯について語る。空の者が私欲のためにシャンディアの故郷を奪った。ここを隠さなかったことは人格者であると思うところだが、妥協点を見出す交渉力がなかったのも結構見える。政治をやる人としては正直すぎるよね。

 

己の行動に罪を感じた時

人は最も弱くなる

エネルはそれを知っているのだ

『迷える子羊』を自ら生み支配する

まさに“神”の真似事というわけだ

…食えぬ男よ…

 

エネルはまぁ面白がってるだけな気がするけど、ガン・フォール自身が罪の意識、空の歴史から自分の立場のあれこれから背負っているので敵を大きく見ていて、罪の意識とは無縁な海賊がそれを崩す構図。上手いよなこれは。そんな具合で27巻終了。