アンデッドアンラック ハードなバイオレンスとアクションにロマンスを添えたエンタメ一直線姿勢は好感が持てる1巻

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カラー映えする絵で表紙買いも期待できるか?

 

中表紙はしっかりモザイクモードだ!

 

割とガチで巨根っぽくっていいっすねアンディ。強い男は巨根であるべき派の私としては支持するところ。巨乳と巨根はその性的属性を強調する意味で互換なんですよ。おちんちん相対性理論ですね。うん、アグラビティも買った。それはさておき、でもモザイクかこれ? 平面的すぎない? いや、ガチで生々しい隠し方をすると色々とアレだからこうなってるんだろうけども。

 

アンデッドの長生き男とアンラックの18歳。

 

近年のジャンプ的には平均年齢高めのコンビですね。しかし18歳の方は触れると不運が訪れるので処女! と言うことでウブな女の子が経験豊富なおっさん(実年齢で言うとかなりのジジイ?)に振り回される構図。モザイクと合わせて画面的には品がない、ように見える。

 

だが意外にも紳士だ。

 

死にたい不死のアンディ的には不運の風子を口説いてキス以上の濃厚接触(今年の流行語だな)を果たして死ぬのが目的なので口説く必要があるが、普通に紳士で経験豊富で頼れる男なのでモザイクぐらい常にないとすぐ話が終わってしまうが故の全裸キャラである。いや、まぁ体ぶっ千切って再生して戦うから服を着てられないんだが。

 

バランスが良い。

 

ヤケんなった女抱く程

俺ァ腐ってねぇ

二度とあんな真似すんな

 

はい

すいやせんした…

 

このやり取りでこのマンガに期待することにした。アンディはいい男である。こいつが死ぬときはきっと惜しむ気持ちになるだろう。そう思えればそれはつまりこのマンガが既にそこまでの過程を楽しむ作品になっているということだ。

 

そして1巻の展開はもうアクション映画を詰め込んだみたいな徹底したピンチの連続であり、飽きさせない。バトルマンガとしては自主的にリミッターとして経験のほとんどを封じてるとか、ギミックにもワクワクの余地を残している。画力も申し分ない。あとはこのスプラッタ系の要素が本誌でウケるかどうかだ。

 

首とか指とか足とか、飛びすぎだからね。

 

自分の腕を鞘にして抜刀術、みたいなのはカッコいい要素と痛い要素がぶつかるんでどこまで許容されるか正直言って読めない。女性読者がついてきそうにないB級映画チックな要素の数々も、男子読者をきっちり取り込まないとキツいだろう。

 

あとはイケメン不足?

 

風子の描き方から言ってお色気要素は抑えるつもりなんだろうから、アンディの良いライバルになる色男がいるだろうね。競争相手が宿敵かはまぁともかく不死に対して良いバトルをつづけていける相手が出せるかどうか。カラッとした作風のバトルマンガは今のジャンプだと貴重なんで、頑張って欲しい。ケツの肉の垂れに言及する少年マンガはギリギリだと思うけれども!

 

ジーナはいいヒロインだった。