アンデットアンラック ヴィクトールはガチでカッコいいので是非にも売れてほしい2巻

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連載が安定軌道に乗ったとはまだ言い切れないので!

 

売れろ。

 

やっぱね、髪の色変わって伸びてセリフ回しがシリアスになってと、この鉄板の強化は燃えるんですよ。スーパーサイヤ人の恐ろしいところはこの感覚を読んだものの根本に刻み込むところだと思う。ほとんど遺伝子レベルに刻まれてたカッコ良さの発見なんだろうな。世代超えてるし。で、この作品はそれをしっかり踏襲できてると思う。

 

だだし2巻。

 

生き急いでる感は否めないんだよな。まとまりのいい10巻ぐらいのマンガを作品としては高く評価するけど、ジャンプはキャラクター商売まで行って成功ラインだと思う。ここを踏み越えられるかられないかがマンガ家の分かれ道でもあるし、作品の行方でもある。

 

多少のアラが出てもそれに愛着を持たせられるか。

 

基本的に話作りに関しては手堅い地力がある連載だと思う。まだ初期構想で固まってた部分かもしれないから判断は早計だけど、やりたいことはしっかり出来てる。ただアンディのキャラがどんだけ海苔を出しても昔風の2枚目なんでジャンプ読者層に受けるのかどうか読めない。これが怖い。

 

風子はいい子なんだけど。

 

もっと男性読者の購買意欲を掻き立てるデザインでも良かったんじゃないかなって思わなくはない。基本的に辻褄合わせるギミックになっちゃう存在なところあるからなぁ。不運をもっと成長させてとんでもない強さにすると扱いに困りそうだし、ヒロインとしては地味だなぁ。ツンデレも悪くないけどガチ恋に落ちたらストーリーの主軸にもなれるが、ジャンプ誌上では受けなそうな話になるか。

 

難しいところだな。

 

世界観の広がりだとか、展開の畳み掛けだとか非凡なのに強烈な印象として残りにくいのはなんなんだろうなぁ。サクサクすぎる? ジーナはいいキャラだったけど死んじゃったし、生き返らせたりするとアンディの目的から逸れるし、読者から見ての限界をどう超えていくのかって話になるのかな。

 

不死でバトルは難しい。