ONE PIECE 第231話

“ハイエナのベラミー”を読み返しました。

 

またアレか…

“バネバネの実”の能力……!!

 

ルフィたちがサウスバード操る虫と戦ってる間にクリケットさんとマシラショウジョウ3人ともボコボコにやられて金塊は奪われる寸前。最後の足掻きも“狙撃”の一撃でショウジョウの基本的に変な身体がさらにボキボキにへし折られる。

 

描写を見る限りバネバネはライフルな感じ。

 

クリケットさんの家をぶち抜いてショウジョウを海まで吹っ飛ばす威力はちょっとした大砲であり、バネの力を溜めて自らを弾丸として突っ込む狙撃、って技の名前もルフィの銃を意識したんだろうし、似た系統の能力として決して弱いとはなってない。

 

ただまぁ応用力は弱そうなんだよな。

 

狙撃、は予めバネの力を溜めてるので、この場面みたいに相手が避けない場合か、遠くからの奇襲技になるんだろう。ルフィに一発で潰されるスプリング跳人、の方が通常技なんだろうが、バネの性質上力を溜めると止められない感じなので結局接近して殴るか蹴るかになる技の発展性がイマイチである。この辺の能力としての弱味がすぐ見えちゃうあたりもキャラとしての浅はかさとかかってるんだろうかね。

 

幻想は決して叶わねェと知るべきだ

ハハッハ!!!

 

これも哀しいセリフだよな。完全に自分に返ってくる訳だし、夢、あるいは野望と言えず最初からないものとして考えないようにしてた結果が憧れる相手を間違えた、だからな。そしてそれは完全にクリケットさんには見抜かれてる。

 

幻想に喧嘩売る度胸もねェヒヨッ子が…

海賊を語るんじゃねェ

 

勝てない喧嘩に挑むおっさん、無謀なんで黙って倒れてた方が傷は浅かったはずなんだけど、買うしかない喧嘩なのはわかるし、その結果としてルフィが改めて喧嘩を買うことになるのもわかる。

 

サウスバードはあっさり捕まる。

 

ロビンのハナハナは本当に初見殺しもいいとこだな。鳥だから仕方ないけど、みたいなことでルフィたちが戻ってくるとメリー号まできっちりボロボロにして立ち去ったベラミーの爪痕を見せつけられる。

 

手伝おうか

 

いいよ一人で

 

金塊を奪われたと知り、ベラミーのマークを見た瞬間にはもうゾロとルフィの間では次の行動が決まってるのいいよね。理由があればぶっ飛ばしに行くのに躊躇いがないのは海賊らしくもある。

 

朝までには戻る

 

止めるクリケットさんの言葉など聞くこととなく、ルフィは宣言する。船長がこう言うからにはもうどうしようもない。まぁ負けないのは読者もわかってる。だからこその高揚感。ムカつく野郎をどう倒してくれるのか、そう言う素直な期待感をしっかり背負える主人公の姿。これすっごい大事だよね。