ONE PIECE 第230話

“サウスバードを追え!!”を読み返しました。

 

黄金の鐘のインゴットと鳥。

 

10年潜って手に入った黄金としては割に合わないと言いつつも、成果物として文明の証拠となんらかの造形物の一部だと語るクリケットさんの表情は誇らしげだ。夢を語れない島ではこう言う話もなかなか他人にできないだろうしな。まず狙われるし。

 

で、サウスバード捕獲作戦へ。

 

偉大なる航路上で一定の方角へ進むためのギミックとして動物の体内磁石を使おうって話。ハトとかサケとかハトとかそんな能力を持ってるとナミが言う。

 

じゃあゾロ お前は動物以下だな

 

てめェが人の事言えんのかよ!!

 

ルフィが辛辣な一言をゾロにぶつけてる。まぁ方角がわからないのは船長のルフィも同じなんだが、ジャヤ編でちゃんと海岸線に沿って走ってモックタウンまで行って戻ってくるってことはやれてるので方向音痴の度合いはかなり違うんだよな。と言うかゾロのは方向音痴って次元じゃない。なんらかの認知機能に深刻な問題を抱えてる。

 

森へ入って3手に別れる。

 

サウスバードの変な鳴き声はすぐに確認、網の数に合わせてチーム分け。ナミにサンジがついてきてプラスウソップの常識人チーム。ロビンとまだ仲間として疑ってるゾロのチーム。ルフィとチョッパーの子供チーム。あんまり考えて組分けした感じはない。

 

虫に強いウソップ。

 

タランチュラにはまったく怯えないの逆に怖いぐらい。サンジとナミの気味悪い系の虫にビビるリアクションがまともに見える。何気にウソップの強味なんだが、この辺はあんまり生きない感じだなぁ。ONE PIECEは比較的に敵がバケモノ系統に行かないからか。これからはわからんけど。

 

そして甲虫大好きルフィ。

 

アトラス、ヘラクレスが世界中の人間の憧れだと知ってる男。チョッパーはその辺りの少年的ロマンは理解しないんだよな。年齢的にはガチで虫取りが楽しい少年だと思うんだが、ヒトヒトのヒト要素はあくまで能力で感性には影響しないってことなんだろうが、ゾオンで物が動き出すのと微妙に齟齬を感じる。

 

『この森を荒らす奴は』

『殺してやる』って!!!

 

割とONE PIECE史上で本能じゃなく明確に人間への害意を示す珍しい生き物サウスバード。ま、うん。方位磁石代わりに人間にこき使われてきたからだろうね。この性格の悪そうな笑みのデザインは結構好き。次回であっさり捕まるので不気味さにはあんまり意味なかったけど。

 

そしてベラミー到着。

 

他人が苦労の末

手に入れた宝ってのはまた…

格別の味がするもんだ

 

ルフィたちと上手く入れ違う流れ。ハイエナはまったく褒め言葉じゃないんだが、本人は気に入ってるってのが厄介な海賊である。手段を選ばず、堂々と格下をいじめて誇る。懸賞金は強さより性質の悪さにつけられた額だろうなと思うんだが、本人がそれを強さだと一番勘違いしてるって言う悲劇かね?