負けるのもそれはそれでエモいかー。
いや、まぁうん。このマンガは只野くんが古見さんの友達づくりを見守るコメディなんで、ラブコメ要素はメインでもないかも知れなくはない程度にぼやかして終わったとしても問題はないようなそうでもないような? わからん。
2人がくっつくのを見たかったはずなんだ。
そして徐々に距離は縮まり、古見さんは成長と変化を見せ、只野くんに頭ポンポンされたい女の顔をするまでになった。エモい! そしてエロい! 久々の古見父母ラブロマンスでお母さんがチューをせがむのを義母に見られるとかそれどんな需要を想定した話だよ展開も、つまるところ古見さんから行くと言う暗示なんだろうしエロい! エモい!
しかし、万場木さんもエラく可愛いのだ!
ギャルが祭りで貰った金魚を丁寧に飼ってて、弱ったんで元気なくなって、面倒見に行くとかさぁ! 只野くんはなんなの? そう言う健気なの普通のことだと思ってんなら贅沢極まるからさっさと押し倒せ! それから考えよう! ダメか? ダメかー。
物語は勝手に決着しそう。
友達づくりコメディなのであくまで古見さんと万場木さんの関係性として処理される模様。まぁね、普通の男子高校生にこんなどちらを選んでも後悔するタイプの二者択一を持ってくるのはマンガ的にも限界を超えると思う。同じ男を好きになった女同士の友情を描けるかどうかと言う点に読者の視点をシフトすべきなんだろう。上手くやってほしい。
ジュクジョスキーがラブコメ参戦!
全国大会出場のスプリンターだった! とかいきなりモテておかしくない設定が飛び出したかと思ったら、自分が熟女になってやる系女子と言う聞いたことないエモさが飛び出して新機軸である。なんだこいつ! ロリコンより将来で幸せになれるから素敵じゃん?
そんなんだからアニメ化しないんだ。
魔王城がヒットして上手いこと古見さんに次の一手がこないものか。やってくれていいんじゃないか? いやいや、サンデーの安定の三番手ぐらいでしょ? 小学館はちゃんと推せよ! あの危ない山井もすっかり百合カップリングに隔離されたじゃないか! そういうとこ?
そういうとこだよな。
群像劇がじわじわと進んで2年目の文化祭。このロングスパンな緩いストーリー性がともかく毎回満足感を要求される今の短期決戦型アニメとは相性が悪い。わかってる。たぶん毎週起伏が少ないことで文句言われるタイプのアニメになることは。時代がなぁー。なんとか上手くエピソードを組み替えてなんとかならんかなー。そういう演出力のある監督とか構成力のある脚本家とかいねーんだよな昨今。流行とは逆位置に存在してる。
面白いんだが本当に人に薦めにくい。
でもサンデー。コナンをあと10年推し続けるのは無理だから。高橋留美子も話はともかく絵の鮮度がなくなってるし、なんか手を打たないと雑誌が死ぬぞ! 今は古見さんが最大の弾じゃないのか? どうなんだ? 魔王城から女性向けへシフトする気なのか?