ONE PIECE 第189話

“2”を読み返しました。

 

サンジ対ボンちゃん決着。

 

と、言ってもバトルの駆け引きはなく肩ロースからはじまるコンビネーションで仔牛肉ショットお披露目。蹴りを食らいながらも一歩も退かず食い下がる爆弾白鳥アラベスクがクロスする絵は実に決闘。中盤のマネマネギャグが嘘みたいである。

 

いい勝負だった…

もうそれ以上

言葉はいらねェハズだぜ…

 

好敵手との友情の証にボンちゃんが涙を抑えられない訳ですがトドメは刺されるオチ。ま、うん。アラバスタでやったことを考えれば殺されてないだけマシではある。正直、能力のことを考えたら殺しておくか捕縛して自由を制限しないと危なっかしすぎるからねマネマネ。それこそここで潔く負けを認めるような性格じゃなく、クロコダイルみたいに毒を持ち出すような強かさがあれば、サンジに成り替わってさらに状況を引っ掻き回すようなことも出来たし。

 

そもそもボンちゃんが犯罪組織に参加する理由が不明?

 

一応イワンコフには会いたいと思ってたんだっけ? 革命軍にまっすぐ向かってれば相当に運命が変わってたぐらいマネマネはどの組織でも役に立っちゃうからなぁ。まずノリで生きてるっぽいからなぁ? 部下たちをオカマ道に巻き込む妙なカリスマ性を持ちつつも自分がトップになりたい、と思うほどでもない野心はある? まぁどこでも強く生きていくオカマだし、再登場すると役立ちすぎかねないのであそこで実質退場で良かったんだろう。

 

宮殿を破壊しようとするビビ。

 

チャカがこの事態の責任を口にしようとするのを止めて、イガラムを欠いてよく2年の暴動を抑えたと労うのはまぁわかるんだけど、イガラムが国にとって必要不可欠の人材であればあるほど、連れ回したビビの無鉄砲な行動も問題になるところだ。バロックワークスに参加せずとも反乱を抑制してクロコダイルに迫れなかったものかと。それ言い出すとルフィたちの介入する余地なくなるんだけどさぁ。ビビのは王女設定がライブ感で決まったが故の歪みである。

 

そしてクロコダイルは自分から出てくる。

 

コブラプルトンについての質問をしなければならないから。実際のところ、こういう出方をしなくても王を誘拐できるならスマートにやれただろうとは思うんだけど、基本的にクロコダイルは暗躍向きの性格ではなく、目立ちたがりなので計画を成功させて王族を嘲笑いたかったんだろう。と、言うか、もしかすると天竜人に連なるネフェルタリ家に対して思うところがあるのかもしれないんだよな。プルトンの情報源によっては。

 

ゾロ&ナミ対Mr.1ペア。

 

気になる引きを作りつつ次なるバトルへ舞台転換。標的は弱者より消すべし、と言う殺しの手引きにより方向音痴ボケをやってる間にナミが狙われる。通りの向こうに姿が見えたのに近道と称して明後日の方向に走り出すのは方向音痴とは別の症状な気はする。