“オカマ拳法”を読み返しました。
ナミボンちゃんに足蹴にされるサンジ。
うーん、割と素晴らしいプレイだ! 中身がオカマだとわかっている、ってところも実は悪くない。いわゆる女らんまの人気に通じるところね。マネマネの能力を得たらそら自分と異なる性の悦びについて探求せざるを得ないのが人間ってものさ! 左手封じて元に戻れなくしたボンちゃんを攻める逆もアリだぜ! 我ながら気持ち悪いことを言ってるが、まぁサンジくんが見た目に勝てない話。
飛び出したハートの目玉をチョップされる。
マスカラブーメランにしっかりと威力があるなど、ギャグにバトルが流れながらもナミの姿では反撃できないので互角から一方的な展開。そして繰り出される“あの夏の日の回想録”からカラクリを見破っての再逆転なんだが。
回る!!
回る!!!
あちしは回る!!!
このトーシューズが情熱で燃え尽きるその日まで!!!
ここでボンちゃんのシューズが実際に焦げてる。ここで悪魔風脚の着想をサンジが得たんじゃないか説。カマバッカに行く前からオカマ拳法が彼を成長させていたのだ、とすると長期的構造としては最終的にオカマになるのがパワーアップなのではって気がする。心が女になれば女を蹴らずとも勝てる的な。おそばマスクが最終強化ってのはちょっと物足りないからね! 色物を極めていきそう?
ナミの体のままでは使えないオカマ拳法。
それを見破られた上で繰り出される主役技“爆撃白鳥”である。ボンバルディエ、仕組みはわかるようなわからないようなしなる首と鋼のクチバシをつけた足技のリーチとパワーを凝縮するアタッチメント。サンジから見て右がオスで左がメスって情報はともかく、蹴り一発をライフル一発に変えると豪語する威力はかなり脅威。
返りが遅いと言う弱点はすぐ見抜かれるけど。
そして左ほほになんかついてるでナミの姿になる防御をあっさり破られる。ボンちゃんがアホじゃなければ。マネマネの優位を使いこなせなかったが故の敗北。まぁガチでオカマに負けさす話の流れてばない中での攻防に色んな起伏を持たせつつ1話しっかり楽しませるのはONE PIECEのバトル漫画としての部分では良く出来てる回。アラバスタ編の幹部戦は能力バトルやろうって意気込みがあるんだよね。
ビビはチャカに宮殿の破壊を飲ませる。
チャカはコブラを思い出して受け入れてるんだけど、それだったらそもそも反乱軍を迎え撃っちゃダメだろ、みたいな場の空気に流される感がやっぱりいまいち有能さを感じさせないのだった。たった2ページなのに微妙さを一身に引き受ける男。マイナス方面の活躍をほぼ全部引き受けてて可哀想でもある?