“互角”を読み返しました。
サンジ対ボンちゃん。
サブタイトルを覚えてなかったんだけど、確かに完全に互角の戦い。咥えタバコを落とされるカウンターからはじまり、首肉からはじまるサンジのフェイバリットコンビネーションに合わせてくる。ムートン・ショットと白鳥アラベスクの激突はこのレベルでサンジに拮抗した敵はほぼいなかったなと言うぐらい。サンジって良い意味で勝てるときは余裕だし、負けるときは大幅に格上だったりするんだよね。
来る日も来る日もレッスンレッスン!!!
磨き上げたオカマ拳法
おめェごときに破れるモンじゃないのよーう!!!
オカマ拳法って勝手に名乗ってるのか師匠がいるのか地味に気になる。いや、まぁもうオカマは十分足りてるからこれ以上の濃いキャラ出てこられても困るのは確かだが、ゼフの技に対抗するレベルの拳法を独自に編み出したってのもどうかとは思うしな。
だがマネマネを使うことでギャグに!
ウソップの鼻以外世界一変な顔だった合成顔辺りから互角の均衡が崩れる展開。変な顔、の基準がボンちゃん自身の美意識と無関係って辺り、悪魔の実に意志があるっていうひとつの例なのでは? とか言う深読みをしてもいいのかもしれないが、まぁ、今見ると言うほどボンちゃんの顔は変じゃないぐらいのレベルなんでもしかしたら自己卑下が一周回ってオカマになってるだけかもしれない。
芸ではナッスィンッッ!!!
このセリフは当時よく意味がわかってなかった的なところ。まぁこの後のナミの色仕掛けを利用した諸々を考えるにオカマ道とストレートな性的嗜好は同居してると思われる。オカマと言いつつ別に女のキャラじゃないしなボンちゃん。
人は
“心”だろうが!!!!
はい。サンジの粋なセリフですが、言ってる本人が残念ながら実践できないヤツです。後の死んでも女は蹴らん。前述の通りボンちゃんは違う、と言うことでもいいけどカマバッカの人たちの心は女だったと思うよ。たぶん。
物語はコーザが宮殿を目指し、ビビはその破壊を要求する。
この段階で国王が降伏したところで民衆の怒りを鎮めるには至らんだろ、と言う話でもあり、王宮そのものを爆破して民衆を説得しようと言うビビの考えも、国王軍にスパイが浸透してる状況じゃ上手くいきっこないんですが、それはそれとして舞台は整いつつある21巻突入エピソード。
表紙いいよな21巻。
クロコダイルを筆頭に幹部横並びの絵。基本的な意味で人間サイズだからこそできる構図なんでこの時代のみって感じの21巻22巻セット表紙。好き。赤髪対麦わらがあれば似たような絵は作れるかもなんでやって欲しくはあるんだけど、果たして戦うかなぁ?