ONE PIECE 第190話

“天候棒”を読み返しました。

 

ビビの為に……!!!

ちゃんとこの手で戦いたいのよ!!

わかってくれるでしょ?

ウソップなら…………!!

 

基本的に戦闘員じゃないので戦うつもりはない、と言うスタンスを曲げてビビに入れ込むナミの心情については多くを語るまでもなく、規模こそ国レベルだがココヤシ村の一件と同じことであり、それをウソップに相談するのもまた同じ理由。でも材料費は出さない。おい。不可能などないと請け負ったウソップが作り上げたものが一発勝負のアレだったのでまぁナミの才覚がなければ使い物になったかはそもそも疑問だが。

 

説明書は使う前に読もう?

 

ミス・ダブルフィンガー戦を少年時代に読んでた時は当然そう思った訳ですが、大人になると説明書の類を読むのが本当に億劫になるので今はナミのぶっつけ本番スタイルをあんまり批判できない。説明書ってほんと使いながらじゃないと意味わからんとか、使いながらでも意味わからんとかは普通にあるからね。道具の便利さ以上に使い方を上手にプレゼンできるかって大事だなと思う。

 

ゲームとかでもよくあるじゃん。チュートリアルが不親切でつまんなくなるヤツ。ここが下手だとよっぽど遊べない限り入り込めない。お前のことだぞDbD! あんな不親切なチュートリアルさえ初期はなかったらしいから相当である。実際に遊ぶのにはさらに両者のパーク覚えるとかアドオン把握するとかまであってよくみんな遊んでると思うよ。余談だけど。

 

トゲトゲの実の棘人間。

 

ナミに対して自らの能力を先に説明する女ミス・DF。まぁナメてる。そしてナミが繰り出すファイン=テンポとクラウディ=テンポはハトとお花が飛び出す宴会芸である。ナメて当然だった。結果的にはこれで油断を誘ったんで必殺技が刺さる寸法なんだが、打ち合わせゼロなので単なる幸運である。不可能などないと言うウソップのウソが実現したと言う意味ならある種の特殊能力発動として記憶されるべきかもしれないが。

 

トゲトゲの実は普通に強いと思う。

 

棘を出す、と言うことに関して特に能力者側に動作を要求しない辺りが強い。クリークの剣山マントが常時発動するようなものなのでルフィみたいに覚悟の上で殴っても相打ち以上は確定。棘の長さによっては近接攻撃は完全拒否できるし、覇気まで視野に入れれば銃弾さえ当たる前に止められる。針治療とか理屈不明だけど応用もある。描写的に石壁や柱は壊せてるけど、スパスパと比べると棘に鉄の硬度はなさそうなんで剣士には負ける?

 

壁越しの奇襲で複数箇所を一気に刺せば終わってた。

 

殺し屋のプロとしたら徹底できてないよね。って辺りはMr.1との対比かな。まぁ体が鉄の硬度の相棒のそばならいくらでも無茶に棘を出せるから他のペアみたいにコンビで戦われたらゾロとナミではやばかったかもしれない。ゾロはなんだかんだ女は庇おうとするからなぁ。鉄を斬るとかやってる余裕がなくなってたかも。