ONE PIECE 第191話

“天候を操る女”を読み返しました。

 

ミス・ダブルフィンガーの攻撃から逃げるナミ。

 

強くはないが、しぶといという評価。じっとしてれば楽に死なせてあげると言う交渉はちょっと面倒くさくなってるのがわかる。まぁ宴会芸やりつつ、それでも倒されないってのは煽りっぽくもあるからな。

 

スティンガーヘッジホッグ。

 

丸まって棘を出し、転がりながら押しつぶす。こうやってみるとソニックって怖い。なんで転がれるのかとかよくわからんがどっちかと言うとウニ的な動きなんだろうか。ともあれここでナミは外套を脱ぎ、それで棘を受け止めながら逃れると言うアクションを見せて素人じゃないと見せる。

 

戦闘用のコンポーズ。

 

説明書の表面は宴会芸だった。武器作れって言われてまずそっちの仕込みをしちゃうウソップどうなんだろうと思うけど、まぁ本人も輪ゴムとかタバスコ星とか粉砕とか威力より陽動重視だからな。普通に銃を手渡すのも少年マンガとしては違うんだろう。

 

熱気泡、冷気泡、電気泡。

 

むわっとしたり、ひやっとしたり、チクっとしたりする気泡を吹いたり振ったりして飛ばせる。威力結局ないんだけど、この技術はとんでもないよな。暑い国であるアラバスタで安定して冷気を出し続けられるとかなに由来? ウソップ的には未完成らしいが天才なのでは?

 

そしてサイクロン=テンポ。

 

ウソップ的には単なるブーメランだったが気泡の効果で爆発的な風を起こす。この辺の理屈は正しいとかどうかより少年マンガ的ワクワクがあるよね。もはや魔法の域に達した今の天候棒ではたぶん使えないのがちょっと寂しい。

 

そして蜃気楼。

 

ミラージュ=テンポとして割とナミの代名詞的な技となるこれ。最初から刺されたフリをする自信に満ち溢れた運用。失敗を繰り返しつつ、試行錯誤で宴会芸から一気に航海士の力へと展開していくのはバトルでのいいキャラ立てでした。この最初の天候棒で戦える相手があんまりいなかったんでどんどんマジカルになっちゃったのは残念でもあるんですが、ここは生意気さと可愛さの同居するいいバトルだったなぁという思い出。