ONE PIECE 第171話

“反乱軍統率者コーザ”を読み返しました。

 

ユートピア作戦、開始。

 

朝7時と海賊にあるまじき勤勉なスケジュールで国王が行方不明に。レインベースへ兵を動かすタイミングがあと1日早ければ、というところなのでドラムで医者探してたのが致命的だった。ナミ戦犯! と言うのは冗談として、まぁ普通は古代のジャングルうろついたら病気のひとつももらうだろ、って話なんでビビ含めてみんな健康体すぎるだけだな。

 

そしてナノハナに国王が現れる。

 

チャカの驚く顔、早駆けするコーザの回想で一年以上雨が降らない国ながらダンスパウダー早駆け使わないと決めたコブラとのやりとりが語られる訳ですが、干ばつの機器的状況にコブラは相当に無力なんだよな。天竜人でなくなってるネフェルタリ家の特殊な事情によってか世界政府に頼ることもできなかったのかね? 他国の危機に協力できるような互助組織なのかはわからんけれども。そう離れてないはずのドラムまで行けば雪が溢れてる訳で水を得る方法そのものはなくもなかった? この世界の船じゃ運ぶのも大変か。コーザが反乱に加担するのも短絡的ではあるんだけど、町々が枯れていく状況に雨が降るのを待て、と言うだけではちょっと指導力不足を感じざるを得ない。

 

そこにきての謝罪。

 

この国の雨を奪ったのは私だ!!!

 

コーザの父であるトトら年寄り世代は国王への信頼が厚いんだけど、マネマネの実でその姿を奪ったボンちゃんによるこのどうしようもない、言いだすには遅すぎるし、なんの解決にもならない謝罪から、事件を忘れるために町を消し去ると言うめちゃくちゃな宣言で混沌へと叩き込まれる。

 

冷静に考えられる状況ではない。

 

カッパ少年を蹴り飛ばすコブラの姿を目撃するコーザは、それでもウソでもいいから無実と言えと言う。ギリギリの精神状態なのは変わってないけど、やっぱ冷静なんだよね。国が好きなのは変わってない。でも撃たれるし、巨大武器商船は突っ込んでくるしとゴリゴリに判断力を削る畳み掛けを行う作戦はハマっていく。

 

ボンちゃんがすぐ変身を解かなきゃ。

 

マネマネの実の能力者でありながら自分の姿が好き過ぎるという絶望的な弱点。クロコダイルか部下を信用してないのはある意味よくわかる。次回でMr.1ペアがカッパ少年を殺し損ねるのも大概なんだけれども。物語とは言え詰めでミスするやつらばっかりである。タイミングよく武器商船ぶつけたり、能力者でもないのに国王軍になりすますとか名もなきエージェントたちが頑張ってるだけに。

 

強さより仕事の正確さで部下を選んでたら。

 

まぁ右腕にしてるロビンからして最終的には裏切るつもりだった訳だから、それを言うとクロコダイルの計画が成就する可能性はそもそもなかったぐらいの話ではあるんだよな。それこそプルトンが未だ本編に出てくるかわからない状況だったりするぐらいだし。