ONE PIECE 第170話

“始まる”を読み返しました。

 

咲く場所を厭わない私の体は…

あなたを決して逃さない

 

うーん、初期ロビンはいちいちエロいな! と言うことで前回からのつづきでペルとのバトル。挑発し、ハナハナでビビを貫いたように見せ、激昂して突っ込んできたところを迎撃。飛んでれば翼を押さえて落とせるし、人間ならば関節技。わりと隙がない。

 

ペルの勝ち筋は能力の範囲外から銃撃ぐらいだったが、ビビが人質状態ではどうにもならなかった組み合わせだよな。生えてきた腕を即座に攻撃する判断ができればいいけど、初見でその対応ができたら苦労しない訳で。

 

フィジカルに優れた人間が持ってたらたぶん無敵。

 

それこそカイドウとかマムなら生やした腕で殴るだけで終わりかねない。最近じゃ千本単位の腕やら脚やらになってるけど、一本一本がそこまでは強くないロビンだからあの運用な訳で、千人に千本の腕を生やして殴れば問答無用で全員倒れるとかになる。武装色までのせられたらロギアもボッコボコである。

 

つくづくロビン以外には持たせられない能力。

 

そんな訳でビビは捕まり、捕らえられたルフィたちのところへ、と言うところですが、ルフィによるサンジのモノマネとか緊張感はない。まぁ読者もここで死ぬわきゃないとわかってんで、ギャグでも突っ込んでおくというサービス精神である。

 

………信頼…

クハハ

この世で最も不要なものだ

 

そんな様子にツッコミを入れるナミを威勢のいいお嬢ちゃんと呼び、蔑んで見つめるクロコダイル。この辺の心情も実は多くを語られてない感じで残ってる部分な気がする。余裕はともかく、この後のビビへの対応とか、あえて煽ってる感じがあるんだよね。そうせずにはいられないのか。

 

死ぬのはこのくだらねェ王国さ…

ミス・ウェンズデー

 

個人的な恨みってことはまさかないだろうけど、王国そのものをくだらねェとまで言う理由と、信頼を忌避する感覚に繋がりはあると思う。で、ここでスナスナの実の名前が出てこの国の住人なら能力ぐらいは知ってて、ミイラになるか? って脅しも出る。

 

やっぱ有名なんだよ。

 

ビビはわかってて感情任せで攻撃してるからいいんだが、ここまでにクロコダイルと対峙した連中はほんと情報不足すぎ。まぁ、ウソップが砂人間って驚いてるんでビビの口から能力を伝えてない謎が残る訳ですが。やっぱ戦う気はなかったんだろうか。ルフィの勢いに乗ってぶっ飛ばしにはきたものの勝ち目があるとは思ってなかった?

 

割とこの情報伝達の悪さでルフィが苦戦してく感が今となると気になるところだ。ロギアの対処法なんて、モクモク、メラメラとあるんだかないんだかだったんで、覇気設定が出る前は無敵前提で戦うしかないというのがマンガ的には結構な冒険でもあるか。