“王国最強の戦士”を読み返しました。
ペルさんのことです。
トリトリの実、モデル隼。人間のキャラデザがまずカッコいいし、人獣型のスタイルもサマになってるし、飛びながら銃ぶっ放して突っ込んでくるのも、世界に5種しか確認されぬ飛行能力も素敵。なのに、ロビンの噛ませなのだ。
もったいない。
いや、まぁアラバスタ編の被害を相当に抑えたMVPなんだけれども、それも生きてたことでケチがついちゃってると言う。死んでおけ、ってのは酷いと思うけど、なぜ生かした? ってのはちょっと物語としてはよくわからない。実際のところコブラ生存、イガラム生存、チャカ生存、ペル生存、ツメゲリ部隊死亡。反乱の被害が一般国民に偏りすぎで、なんか……釈然としない。
ペルには役割がまだあるのかもしれない。
飛行能力の数を抑えた意味はこの時点ではあったんだと思うんだよね。実質的にはもう月歩で飛べるみたいな部分はあるけど、あれだって島々の間の海を渡れるほど持続できる、と言う描写まではないんでまだトリトリの優位性はあるはず。で、ビビが世界会議に参加することで再度本編に関わってくるのならば、その近くにペルを置いておくことで情報を動かすことができる。
戦闘員ではないロビンの噛ませで終わりはね。
仮にも王国最強の戦士ですから。と言う訳で先々の話に触れまくってますが、レインディナーズに突入したルフィたちがカジノ突っ切ってVIPルームに案内されるはずが檻の中に入っちゃう話。
こうみょうなわなだ
ああ
しょうがなかった
通路の分かれ道にVIPと海賊の表記があって、海賊を選んだら落とし穴。たぶんどっち選んでも同じ結果になるようにはなってたとは思うんだけど、これだれの発案なんだろ。ロビン? ルフィの性格を把握してない段階からこの手のバカ罠が効くって理解してるの? クロコダイルの可能性もあるのか? 海賊は大体バカだと把握してるか。
スモーカーも巻き込まれた。
いや、落とし穴はモクモクで回避できないの? 煙にはなれるけど、浮いてる訳じゃない、って描写自体は一貫してるんだけど、煙の先でもするっと上に上がれるぐらいの自由はあってもいい気が。海楼石の名前が出て説明される回でもあるんだけど、クロコダイルは貴重なそれをネタ混じりの落とし穴に使ってたんか? と言う疑問点は残る。まず檻の部分全体が海楼石って使用量自体、作中でもでかい部類なんだが。海軍でも枷よりでかいものはあんまり見た記憶が。
ワノ国でしか加工できないのにそんなものを?
クロコダイルの取引ルートって謎だ。ダンスパウダーの尻尾を掴ませないのと関連があったりするんだろうか? 七武海で古代兵器狙ってたのも、なんらかのバックあってのことなのかもしれない。ペルを生かす理由とも繋がる? 再登場のタイミングは意外と近いかもしれない。ワノ国に絡めないともう出番ないかも、ぐらいの大詰め感を最近の回想で出してきてるからなぁ。
何しにこの国へやってきたのか知らねェが
どうせ独断だろ
政府はおれを信じてるからな
ここへ海兵をよこすハズがねェ…
当時はコブラの七武海に対する認識含めそんなもんかと思ってたけど、今となってはクロコダイルが特別信じられてるのでは? と思わなくもないセリフだ。他の七武海がそこまで政府に信頼されてるとは思えないもんなぁ。懸賞金低めで選ばれてるのも裏はありそう。