ONE PIECE 第114話

“進路”を読み返しました。

 

ばかね…

おとりなんて

 

ミス・オールサンデーことロビン登場回。

 

うーん、顔が全然違う! この謎の美女感は維持して欲しかったが、まぁ過去のトラウマを乗り越え気を許せる仲間と本来のゆるい精神性を出せるところまで落ち着いちゃったんだから柔らかくもなるのは納得せざるを得ないのだ。

 

初登場時は口が結構大きいのが違いかな?

 

微笑、と言うかちょっと人を小馬鹿にした唇の歪め方を維持してるし、視線もどこか遠くを見てる。ミステリアス。特徴的な鼻と短めの眉、ONE PIECEのここまでにはいなかった存在感でしっかりと1話使って話に絡んできたことを考えると最初から仲間にするつもりだったんだな、と今ならわかる。

 

当時はまったくわからなかった。

 

本気でB・Wを敵に回して国を救おうとしてる王女様が…

あまりにもバカバカしくてね…!!!

 

社長の正体を尾行させて教えた理由として語ってるけど、歴史の本文を読みたかっただけで、積極的に止めるほどではなくともクロコダイルから自分が逃れる手を打ってたって感じなのかなこれは。アラバスタがこの時点でロビンの把握する最後の手がかりだった訳だし。

 

サンジが銃を構える珍しいシーン。

 

持ち歩いてる様子も撃ってる様子もまったく記憶にないんだけど、ビビの動揺にルフィ以外が反応して敵対の意思を示すあれなんですが、死んでも女は蹴らんと微妙に整合性を欠くような気のする描写。よく見りゃキレーなお姉さん、っつても喋ってる段階で女なのがわからんかた訳でもないだろうに。設定固まってなかったシリーズの可能性はある。蹴らないけど威嚇として、と言うのもONE PIECEにおいては初回で否定されてる考え方なんで。

 

リトルガーデンと何もない島。

 

ともあれロビンはビビを利用してクロコダイルが目標を達成した後の自分の身の振り方の選択肢を増やそうとルフィたちをアラバスタへ導こうと永久指針を手渡したんだと思う。この辺りの行動の理由等は特にその後語られてないけど、まぁ、生きてたとしてもリトルガーデンで一年も足止め食ってたら普通に終わっちゃうからやるしかない行動ではあるよね。

 

クロコダイルに始末される危機感はあった訳だし。

 

この船の進路を

お前が決めるなよ!!!!

 

ルフィはもちろんそんな思惑じゃ動かない男なんですが、ここでロビンはちょつと可能性を感じてる節があるよな。残念って言ってるコマの笑顔がかなり自然な笑みなんだよ。眉まで笑ってる。

 

…私は威勢のいい奴はキライじゃないわ…

生きてたらまた逢いましょう

 

相当の修羅場を潜り、自らの目的のために七武海に接近するぐらいには肝の据わった女であるロビンから見て、もちろんDであることを含めてルフィには力を感じたってことなんだろうと思う。そう考えるとクロコダイルの評価がイマイチ低い気もしないではないんだが、あれなんかね。クロコダイル元女説とも絡むけど、ロビンから見ると男の魅力を欠いてたのかも。抱かれてもいない感あるんだよな。なんつーか冷めてて。

 

実際なぁ、ハナハナはエロいもんなぁ。

 

男なんて簡単に手玉に取れた女なんすよ……それも含めて男を評価できる存在。それこそフランキーの金玉を躊躇なく握れるぐらいには経験豊富な訳で。いや、ホント、ロビンが好きです。ルフィの嫁候補だと思ってた。責任取る意味で。

 

アラバスタ編は見所多いから楽しいぜ!