“緑の町エルマル”を読み返しました。
サブタイトルからはあんまり内容を思い出しにくい回ですが、登場する動物で大体わかる辺りは繋ぎでも印象付けはされてるんじゃないでしょうか? 勝負に負けたら弟子入りする動物。しかし肉で手を引く。
ジュゴンがなぜか川辺に。
と言う話から水が枯れて海に侵食された川の話、そしてダンスパウダーへと回想が繋がり、反乱のきっかけを説明する形。なぜか王の住む町以外は雨が降らなくなったと思ったら、世界政府が製造と所持を禁止する不思議粉が大量に持ち込まれてた。シンプルですね。
しかしそんなモノを作ってクロコダイルに提供したのはだれだ?
ナミの話では雨の降らないどこかの国の科学者が昔に作った、とだけ説明されてるんだが、製造自体は簡単でその気になれば作れるってんならこの世界の場合禁止しても雨の降らない国じゃ使われちゃうと思うし、製造が困難なら大量に作るのにそれなりの背後関係があるべきな気もする。
七武海に禁制の品を流した悪党はだれだ!
わかんないんだけどね。アラバスタ編を最後まで読んでも。コブラがいまいち有能な王って感じがしないのはこの辺りのしっかり調べればなんらかの痕跡はあったであろう事象に手を打ててないことなんだ。クロコダイルまで繋がったかはともかくバロックワークスの下っ端ぐらいは捕らえてないと。
半熟メロン野郎が完熟になるぐらい放置してる。
運び屋が構成員ってのは正直なところ描写としては緻密さを欠くところ。ダンスパウダーとか言う露骨な物証があるのきなんにも対抗策を打ち出せてねぇじゃん。反乱を止めるポイントはそこの捜査をきっちりやるところからじゃないの? みたいなね。まぁこの話はビビの怒りを表現するところに重点があるし、ルフィたちのやる気が読者とシンクロすればいいんで話としては全く問題ないんだけど。
少年ジャンプでなかったら荒い事件ではある。
まあこのブログでは怪しい科学関係のあれこれはシーザーがやった。あいつ最低なんだ! で行きます。ダンスパウダーをクロコダイルに流したのはシーザー! クリークに毒ガスを提供したのもシーザー! すべての科学関係の悪行はシーザー! 全部ベガパンクがやったことになったらどうしよう?
しかしクロコダイルの陰謀にだれも気づかないのはちょっと。
古代兵器が今後どう登場するのかしないのかはわからないけど、あることは大体わかっていただろうに、ここを警戒してなかった世界政府の落ち度はデカイよな。ルフィたちが世界をひっくり返す発端を見逃した形になる。未然に防げていれば快進撃ははじまらなかった。まぁ防いじゃうとマンガがはじまらなくなるが、スモーカーの役割はこの事件の背後関係から世界政府の闇に迫る、みたいな可能性はあったなぁと思うところ。