鬼滅の刃 17巻 吾峠呼世晴短編集 作者はやっぱり女性で確定か

f:id:kitsunejimahondo:20191005165434j:image

短編集の方の自画像ワニが胸と股間を隠すポーズだった。

 

男の作者がこのポーズを恥ずかしさの表現としては使わんだろ。ってことで、個人的には確定。もちろん作者が男性だろうが女性だろうが面白いマンガかどうかが読者としては第一なんだが、この作者の性別を気にする心理ってのは作品を結末まで追うぐらい面白く感じながらも、最終的に自分に合わなかったときに異性の作家だから、と納得しやすくなるという効果があるんで、あながち無意味でもない。

 

結局、根本的に男と女はわかりあえない。

 

男同士でも女同士でもそうだろ、と言う話だが、その隔たりが何に由来しているのかと言う部分で埋められないものとして捉えている。同性でも届かないかもしれないものが異性に届くかと言えば壁は高くなるだろう。

 

胡蝶しのぶのあっさりとした死に際。

 

映画化も決定したアニメで主人公を導くお姉さんムーブを見せ、そこから入ってきた読者に絶望感を与える17巻導入。吸収ってやり方自体は性的嗜好としてはあると思うんだけど、絵的にはちっともエロくなくて残酷なだけなので女性作家だなぁと思う。

 

吾峠呼世晴の女性キャラはエロいよ?

 

ふとももとかにフェチは感じる。でも姉の仇の鬼と抱き合う形はまぁ相当にこじれたやり方だし、そこに苦痛を加えないとか、色々と描写面でさっぱりし過ぎている。男を殺すときと比べて手加減をしているか、あるいは興味が薄いかみたいなのは感じずにはいられない。

 

逆にエグすぎてストップがかかった可能性も?

 

珠世さんも取り込まれてる描写な辺りはあんまり男みたいにズバズバ斬らないでと言われてる雰囲気はあるな。今のジャンプにそんなブレーキをかける編集がいるのかは疑問だが、同性に厳しいタイプの可能性もなくはない。短編集の方の珠世さんもそうだけど、あの血の流させ方痛そうだもんな。非スタイリッシュなんだよ。そして男子はリアルな痛みには引き気味になりがちだ。肋骨の一本や二本はイメージできないが爪に針を刺すのは嫌、みたいなね。

 

読者に申し訳ないと言いながら死なせていく。

 

短編集を読むと相当にマンガは上手くなってるのがわかるんだけど、一方でこの作者のセンスそのものはきっちり最初から確立してるなと言うのを感じる。そして曲げる気がない。

 

自分の好きなキャラが傷ついたりすると可哀想ですし、

読んでいてしんどいので、あまりやりたくないのですが、

命をかけた戦いをしなければならない世界なので申し訳ないです。

 

このコメントの文章、なんか他人事だよね? 作者が自分の作品に対して述べてる風に読み取りづらい。読者として、自分の作品じゃないだれかのものに触れてるときの心理を語って、自分の読者の感想を想像しながら答えてるみたいな壁を感じる。自分の描き手としての領域には踏み込ませてない。

 

傷つけるキャラは作者にとって好きなのかどうか。

 

描いていてしんどいのかどうか。

 

読者が知りたいそこら辺はボカしてる。良い悪いはともかく、この避け方は意識的だろう。17巻でみんなボロボロ、この先はさらにボロボロ。果たして生き残れるキャラがいるのか、ぐらいの最終局面において、外部からの干渉で変えるつもりはないと言う確固たる決意を感じる。

 

売れすぎて口出しする人も増えてるだろうし。

 

アニメの映画商法に乗るってことは制作期間が延びて、方々から終わらせて欲しくないと言われてるに違いないし。果たして作者は予定通りに終わらせるかどうか。終わらせた方がいいのかどうか。