かぐや様は告らせたい タイトルは墓碑銘となった16巻

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告っちゃいました!

 

天才たちの恋愛頭脳戦が死んでからは長かったけど、読者も察してた。タイトル死亡回の理屈を白銀父に喋らせる辺りはなんつーか作者の思惑を超えてんじゃないかなって具合。

 

でも良かったよ。

 

付き合うんだし、もう二人はやることやってくだけだもの。あらゆる困難を肉欲で乗り越えて行くんだろうね! ご令嬢が一度は色に狂うのはお約束ですよ! そこを乗り越えてなんたら夫人になっていくのです。エマニエル。

 

そんな訳で恋愛の混迷は石上に託された。

 

かぐや姫の原典通り燕の子安貝を取りに行ったら燕のフンたる雑魚ちゃんを掴んでしまった。いや、たたなかったの? は酷いよ。心無いセリフにもほどがあるよ。はじめてってのは緊張するんすよ? 勃たないことだってある! 個人的にはざっくり傷つく。おっさんいつまで引きずってんねんって話。

 

石上は理性で我慢したけれども。

 

それはそれで正しい選択だったか疑問だ。やってわかることもある。同じ失敗ならなおのこと。勃たなかったら終わっちゃうことだってあるんですよ! 勃って我慢すんのだって相手のプライド圧し折ってるじゃないですか! えーい、どないやねん!

 

このマンガ、セックスシーンあるんだろうか?

 

ネタとしては扱いつつも描写として一線を越える気があるかないかで、今後の展開はだいぶ変わるよなってところ。実写映画化がそこそこヒットしたのはブレーキかかりそうでいやだなぁ。焦らしてんだからどっかではアクセルを踏み込んでほしいんだが。

 

大仏こばちの美少女顔はたぶん見られない?

 

え、美少女だったの? みたいな感じもある。なんつーか美少女とか美人とかじゃなくてもモテるタイプの子だと思ってたんで、その設定追加はなんだろうなと勘繰らざるを得なくなるところ。石上の恋愛の混迷は本命がまごまごしてる間に周囲の動きでおかしくなるみたいな風にゾンビとなった頭脳戦ちゃんが暴れそうなんで、暗くなりそうなんだよな。

 

暗くなるのはかぐやの役目かと。

 

と言う読者の予想を裏切っていくのかどうなのか。そして藤原千花は本当になんの役目もなくラブ要素には関われないのか。ラーメンを食って肥え太るだけヒロイン。新しいけど! インドに行って悟りを開くべきなのは彼女じゃねぇかな。四条眞妃は輪の外っつーか、最初から居場所なかっただけだし。そのキャラ配置が残酷なんだが。

 

腕の骨を折ってそれを思い知るの?