ONE PIECE 第103話

“クジラ”を読み返しました。

 

やめておけ…

死人が出るぞ

 

………!!

……へェ

誰が死ぬって?

 

私だ

 

と言う訳でクロッカスさん登場回。海賊王のクルーであり、戦おうとしてた描写が0巻にあるので、全盛期は間違いなく強かったことにされる人。まぁ大王イカを銛三本の一撃で仕留めてる時点で只者じゃない。

 

クジラの腹をワンマンリゾートに改造する遊び心。

 

レッドラインに頭をぶつけ続けるラブーンに鎮静剤を打ち込む治療を施すためにおそらくは一人で巨大なクジラの内部を改造して胃の内部に絵を描くまでやる。おそらくはロジャーとの航海を終えてルンバー海賊団壊滅を確認して報告を聞き入れなかった後の施術だと考えられるので40代ごろの仕事だけど、そっから20年は付き合ってるんでやっぱ侮れないジジイです。

 

ミス・ウェンズデーことビビ登場。

 

出した時点では王女設定はなかったと既に明かされてますが、クロッカスさんにゴロツキ認定されてる辺り相当にゴロツキの振る舞いをしてたと思われます。スパイ中でも生まれの高貴さを完全に消す演技力すげぇなとか思ってました。なんのこたぁない後付け最強。個人的には完結まであんまり裏話明かさなくてもいいとは思うんだけどね。連載中でも既に伝説化しつつあるから仕方ない。

 

胃酸の海に落とされ、ルフィになんとなく殴っとかれる。

 

読み返してみると会話のウィットこそあるものの、クロッカスさんはずっと真面目な顔しててこの人に威厳を出そうって意識を感じるな。キャラクターデザインとしての奇抜な髪の毛があるにも関わらず、変人っぽさは全然ない。いいジジイ顔であり、若い頃の肉体派な雰囲気がちゃんと老けてる完成度の高さを感じる。

 

過去エピソードはそれほど盛られてないけど、偉大なる航路の入り口でほぼ50年やってることを考えると、イキった海賊団を相当に潰しててもおかしくはない。ラブーンがあんだけ馬鹿でかく邪魔になってる訳だから殺そうとした人間も多かっただろうし。

 

ルンバー海賊団。

 

で、ラブーンを50年待たせてる海賊団の様子が回想として入ってますが、ブルックのアフロは見当たらない。初期案からガイコツの音楽家は決まってたらしいけど、アフロスタイルではなかったんだろうね。バイオリンらしき楽器を持ってる人はギザギザの髪をしてる。

 

果たして再会はどうなるんだろうか。

 

世界を一周すれば双子岬に戻ってこれる、と言うこともラフテルの場所次第では変わる気がしてるんだけど、クロッカスさんがいることでなんとかはなるんだろうとしか言えないが。ルフィとブルックが共に並んで一周するのかブルックのみになるのか。