恒例の嘘あらすじはもちろんある。
でも、終わらないゲノムは別として、シノブ伝、テンジカーズと考えると長期連載の最終回としては3回目ってことになるから、そこまで多くはないか。忠犬ディディーは長期ではないと思うので除外してるけど。
古賀亮一のマンガはよく煮詰まったら完成。
イメージとしてはジャム。水分をしっかり飛ばして凝縮されたギャグをしっかりと長期保存してる。特徴は一作ハマれば他の全部がイケるって感じ。いや、型が出来上がるまでの初期ゲノムは読み味違うけどね。
しかしその中でも変化はある。
シノブ伝は割と裏ゲノムだけど、テンジカーズはキャラの絡みがラブコメ寄りだったし。そしてミーティアはなんて言うか素直な子だった。いや、エロも下ネタも気にしないまっすぐな感じは今までになかったキャラだと思う。
ディディーは割と早乙女さん見下してたからね。
結果的にはキャッキャウフフ成分が控えめになって、いつものコマを埋め尽くすギャグをやりつつも、ネタ展開は今までにないパターンを開拓してたと思うので引き出しまだあるなぁと感心したりした。いや、ゲノムってONE PIECEとほぼ同期ぐらいのマンガだからね。20年以上のギャグマンガと並行しての新作だから、ほんとよくネタ切れしないと思う。
もちろんリバイバルは多いけど。
スケキヨ本当に好きだよな。もはや原型を留めないパワードスーツ化の力業からの触手生物をワトソンと言い切るやべえビジュアルの宇宙名探偵はベテランとは思えない力強さで安心します。詰め込むギャグの量が減るどころか増える訳で、読んでるこっちは若くなくなってるから一気に読みきれなくなってる。力負けですよ。ホントね。
次はなにが出てくるのかな!
そんな具合で普通に同系統の新作を期待してるけど、実はシリアスを描きたかったりするんだろうか? 一回読んでみたい気もするけど想像はつかないんだよな。割とダークなのが飛び出してきたりしたら面白いけど、電撃の層じゃないか?
同系統でも、正直に言えば、太郎もプロキオンもパクマンさんに並び立つには弱いので、アニメ化のイメージで同格感がある音速丸さんをメインにしたシノブ伝2でいいんじゃないかと言う気はする。シノブが頭領になってて、忍者学園の新入生女子2名がキャッキャウフフするところに音速丸さんぶち込んでくれれば大体まわるでしょ。とか無責任なことを言っとく。
なにが出てきても作家買いなんで。