継続は力なり、って言うけれど。

日野さんのは脚本は一向に良くならない。

 

なんでたろう?

 

イナズマイレブンがアニメ一期がかなり良かったのにその後の盛り下がりつづける展開に首をひねった辺りからこの人の名前を意識し出したけど、まぁどこまでも変わらない。根本的に共感させようって意識がないのか、他人に共感できない人なのか、人物描写に難点がありすぎて、ドラマを成り立たせないんだよな。

 

不思議だ。

 

それこそ会社を建てて自分のやりたいことを自分でやっていく行動力や持続力が、これほど本来の目的に生きない人って歴史上例がないんじゃないだろうか。まさか評判の悪さを耳にしてないわけないから、人の意見を決して受け入れない頑固さが技量を固定してるんだろうけど。

 

無駄な努力。

 

そんなものはない、と言いたいけど、やっぱりあるんだろうな。評判が上がることがなくとも、徹底して自分の脚本をアピールして誤魔化さない態度は偉いんじゃないかと錯覚するぐらいに堂々としてる。この無駄なメンタルの強さが人間離れしすぎていて物語に求められる繊細さを殺してると思うけれども。

 

やっぱ弱さも必要だよ。

 

弱すぎて書けなくなるのも問題だけど、強すぎて疑問を持たなかったら推敲なんて存在しないも同然だし、自分を疑わない人は物語の幸福も不幸も価値観の押し付けになるしかない。それが偶然にマッチして受ける人もいるんで不運といえばそうなんだけど。

 

とんでもない折れなさ。

 

エド・ウッド的評価を後世に残すまで頑張って欲しいとは言えないよなぁ。巻き込まれる他の才能の多さが本当に。好きなジャンルには関わらずにいてくれと祈る災害みたいになってる。