ONE PIECE 第92話

“幸せ”を読み返しました。

 

ゴムゴムの盾、ゴムゴムの網。

 

ルフィの指を使ったレア技。盾に関してはアーロンの鼻に切れ味がおそらくないので成立するだけで、他の場面で使える気がしない。ぶっちゃけ風船の方が広い意味で盾だし。武装色後は全身が盾であり武器になってるから。

 

網に関しては伸びる理由が謎。

 

ゴムゴムの能力って基本的には筋肉と反動で伸ばしてるって理解なんだけど、指を絡めて広げる網は相当にイレギュラーな使い方。応用は、されるのかな? 武装で硬くした指なら切れ味を発揮したりしない? 切断技は今更ないか。

 

あとルフィが漁業とかアーロンを煽るようなセリフ言ってるのも珍しい。思ったままに喋るタイプなんで、あんまり意図的な悪口は言わないとこはキャラの特徴として意図的なんだろうと思ってるんだけど。まぁ、魚は食い物ぐらいにしか思ってないか。魚人への差別意識は根深い。そんな話じゃないが。

 

網からの槍、そしてキリバチ。

 

アーロンへの明確なダメージ。ここまでのルフィの苦戦はギャグ要素でもあったりするので、クリークと戦ってる時はどの死闘感はないんだよね。で、そこにバカでけェノコギリことキリバチ。ノコギリ?  アーロンの背丈と同等かそれ以上の長物で相当に重たいのか振り回して自分も回転して突っ込む謎武器です。

 

しかしナミの部屋発見によりすぐ砕かれる。

 

このペン

血がしみこんでる…

 

測量室に入ってアーロンが海図を描き続けるのがナミにとって最高の幸せだとか割と要らんことを口走っちゃうのは別に敗因じゃないんだよね。ルフィは比較的冷静に話を聞いてて、ペンの血なんて普段では考えられないほど細かいところまで見てる。

 

アーロンに勝てるだけじゃダメな話。

 

ナミの助け方をルフィなりに真剣に考えてたってのがわかる描写がこの話の肝だなと思う。アーロンを倒すのは出来るがどう倒せばいいのが、と言う方法の模索が牙を自分でやってみたり、盾やら網やらだったとすれば、不器用な男の表現としてはいいよね。

 

普通ならナミはルフィに惚れてもいいとこ。

 

恋愛は描かれないだろうし、その後の冒険で恋愛感情も薄れてるとは思うけどね。基本的にONE PIECEはナミがヒロインってことでいいと思ってる。ドラゴンボールのブルマと同じぐらいの感じで。別の男と結婚するじゃん? まぁ、マンガの文脈でチチがヒロインかって言うとそうでもないじゃん?