ONE PIECE 第94話

“二人目”を読み返しました。

 

アーロン撃破。

 

クリーンヒットは槍と鼻をへし折ったのと戦斧ぐらい。魚人が常人より強いとか言ってもルフィのポテンシャルにはまったく追いついてない事実は浮き彫り。おそらく魚人より海王類の方が強いんだろうからね。そうなるね。

 

お前はおれの仲間だ!!!!

 

アーロンを倒した上での宣言。敵対者を潰して欲しい仲間を奪う。海賊らしい海賊行動は初かもしれない。島が解放されたのはついでみたいなもの、と言うかたぶんそこまで面倒を見る気はルフィにはないはず、頼まれたらやるかもしれないが。

 

先走り過ぎた大佐ネズミ。

 

アーロン討伐を見ててタイミングを見計らった上での登場っぽいが、ルフィの勝利をまぐれとしか評価できない目の曇り方と金を確保しようと言うがめつさが命取りでボコボコにされて後始末を引き受けさせられることに。

 

ちょっと待ってりゃ後釜に座れただろうに。

 

海軍の間抜けキャラはこの辺りの表紙連載でモーガンに斬られてるガープが筆頭なんだけど、緊張感が足りなさすぎる。モブ兵士ひとりひとりに武装色を身につけさせる特訓でもして底上げしとくとか、組織の強化って考え方がなさすぎるよね。

 

一般兵が強すぎると統率が取れないか?

 

そんな訳でルフィは晴れて腐れ海賊の汚名を被り指名手配されると言うオチ。アーロン倒しただけならむしろ海軍から感謝されてもいいんだが、ネズミみたいなのが大佐なんで悪の芽にしてしまった。歴史として語られるときにモーガンとネズミの東の海海軍は大戦犯だろうと思う。まぁ、歴史もひっくり返るだろうから、そこまで重要でもないのか。

 

船医、音楽家の示唆。

 

ナミが加わったところで次の仲間への布石をしっかり同じ話の中で打ってるのは流石だと思う。実際にチョッパーが加わるのはまだかなり先だけれども、展開に困ったから仲間が増えるとかではなく、必要な人材を先に示して読者にだれが仲間になるかの予想をさせるコンセプトはジャンプ伝統の敵が味方になる展開読者に相まって効果的だった。

 

ゾロの怪我は全治2年。

 

これからも無茶をして航海していくので、2年前の時点では本調子だったことはなかった、って話にもなるのがこの大剣豪の底知れなさである。それでもミホークに勝てると言い切れないのがまたややこしいんだけど。

 

ルフィの手配写真は笑顔。

 

カメラを向けられたら笑顔、ってなんでこんなにサービス精神旺盛なんだろ。ネズミ殴った直後ぐらいだろうし、予想されない現場なのでカメラを持ってたのは例のレンズカバー外し忘れの人ではなく普通に海兵のはずなんだが。