ONE PIECE 第73話

“偉大なる航路”から来た怪物 を読み返しました。

 

サブタイトルで海牛モームのことを思い出せた方のONE PIECE愛は深いと思う。自分は目次を見ても割とピンとこなかった。そしてルフィとサンジにいきなり返り討ちにされる有様に当然だと思った。

 

最終的には船引かされてるし。

 

海洋生物が強い扱いの割にその恐怖があまり描かれなかったのは長期連載的に問題だった。主にシャンクスの腕で。モームは海王類ではないはずだけど、海の上で出くわしたらちょっとした海賊より危険ぐらいの存在感はあっても良かったと思う。しらほしの活躍次第では評価がひっくり返る余地はまだあるけれども。

 

はっちゃんのラッパでキャラが動く話。

 

ナミに逃がされたゾロはアーロンパークの雑魚をあっさり〆てたが、客と勘違いされてココヤシ村まで送られ、モームがたぶんサンジのメシの匂いにつられて間違って出たのがルフィたちの船だったせいで到着はかなりはやまった。はっちゃんの戦犯度合高い! 特に責められない辺りの愛されキャラっぷりは謎か?

 

ナミも嫌ってなかったしな。

 

首肉シュート登場。バラティエ編ではサンジの活躍が中途半端だったので強いとこを見せとかないと幹部戦での敵の格がわかりづらいからかな。その噛ませに使われるモームはなんつーか。偉大なる航路に数がいる生き物でもなかったみたいだしなぁ。あんまり珍生物の再登場とかないマンガだけれども。

 

で、ウソップが捕まってゾロの一味とされる。

 

割と忘れがちだけど、序盤はルフィよりゾロの方が評価高いところあるよね。ほんと海賊狩りでどんだけ悪名売ってたんだと思うんだけど、その時代のことはほぼ謎だ。ヨサクとジョニーとつるんでたのもよくわからん。3人でその辺の話してる様子すらないからなぁ。

 

裏切りを疑われるナミ。

 

アーロン一味においてナミは海図ばっかり書かされてたと言うことなんですが、その合間に海賊から泥棒もやれてたって辺りはそこそこ自由に動いてたはずで、この辺の人間関係もわりと謎だ。クロオビとかはかなり露骨に仲間と思ってないし、他の魚人もすぐ疑ってる。関係性なんてないぐらいドライだったのか。

 

人間の女とか獣姦みたいな扱い?

 

下等な生き物に欲情なんかしねぇよ、という要素には気を使ったのかもしれないな。ナミの境遇はそれでなくとも深刻だからこそ。アーロンって女好きみたいなセリフある割に女を侍らせてないんだよね。魚人の女、もあんまり記憶にないな。