“仕事”を読み返しました。
ウソップはピンチが似合う。
オオヨ
おれとゾロはマブよマブ!!
おれに指一本触れてみろ!!
ゾロがお前らブッ殺しに来るぞ!!!
海賊の魚人たちすら呆れる変わり身。
東の海で最高額2000万ベリーの懸賞金がかかってるからロロノア・ゾロが狙ってくるのは必然だ、とのたまうアーロンですが、今の視点で見るとわざわざ井戸の中に飛び込んでカエル蹴散らして粋がるザリガニみたいな微妙な雰囲気はあるなぁ。
遠く離れた故郷に名を轟かせたい?
で、ゾロを引き込んだ疑いをかけられたナミはウソップを消す決断をする。という話。もちろんご存知の通り殺す素振りで逃がすわけですが、ここのウソップのアドリブ対応が上手すぎるな。煙星を読んでたナミもそうなんだけど、この2人はかなり息があってる。
ガチで殴られてはいるが即死んだフリは凄い。
週刊連載としてはもちろんミスリード狙いだし、ウソップのキャラだからこそのムーブだけど、海に蹴り落とされることまで打ち合わせたかのような流れはちょっと笑うわ。この件で完全に2人は仲間になってるし、後でウソップが頑張りを見せる理由にもなるわけだけど、海中にひとりでも魚人が待機してたら終わりの大芝居だよな。
いい思い出になっちゃうやつだ。
2年後のナミがシャボンディでウソップに抱きついたくだり、そんなスキンシップ取るタイプのキャラだっけと当時はちょっと思ったけど、こう見るとこの2人は特別なとこもあるなと思える。一般人チームとしてルフィゾロサンジの恐れ知らずにツッコミを入れ続けてきた同志ってとこも大きいとは思うが。
で、ジョニーは目撃してた。
賞金稼ぎの癖に海賊が海賊を殺して鼻水垂らしながら泣くのどうなんだろう? 紙一重なのは下手に戦力になっちゃうとバトルをまとめづらいのがあるからいいんだが、魔女ってほどでもなかろうに。
本望でしょ?
海で死ねて…
ナミのセリフは演技にしても結構いいたかった感あるなってとこ、ある。実際、勇敢なる海の戦士は戦いで死ぬ感バリバリだからな。生き残っちゃうとならなかった感が出ると言ってもいい。黒ひげのところの狙撃手とはガチの対決があると思われるウソップのラストバトルはどんなものになるのか。
四皇との戦いで戦力になる感が未だにないからなぁ。
それこそナミはマムの力を盗んだし、見聞色系でなんらかの強化はあるんだろうと思ってるけど、今の流れにその話が差し込まれる余裕があるのかわからん面もある。