僕と君の大切な話 じんわりとした恋愛模様もひとつの山場の6巻

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この区切りでアニメ化の条件は整った!

 

いや、まぁ、実写ドラマとか映画の方が近いタイプの作品だとは思ってるけど、となりの怪物くん良かったからね。やるべき。相沢さんが冷たい目をしてるのを見るとぞくぞくします。最近は比較的デレッデレですが、まぁ付き合い出したら逆に男を尻に敷く本性が。

 

本性?

 

女の本音と男の本音をぶつけ合う的な会話劇主体のラブコメディも女性向けマンガ特有の周辺キャラの恋愛模様が動き出すことに連動して相沢さんと東くんがようやく正式なデートにこぎ着けるという巻。正式も何もずっとデートしてるマンガだったような気もするが、やっぱり気合いが入ってるか否かは結構違うな。

 

ふたりとも頬染めまくり。

 

甘ったるいぜ! もちろんいい意味たが、しかしもうオッサンの読者は恥ずかしいぐらいに甘ったるい。このマンガ当て馬の男すら出てこないから、甘さを引き立てる塩気みたいなのなくてじんわりずっと甘い。

 

東くんの身も蓋もない話が足りない!

 

風邪ひいて寝込んでるときに火の鳥とか読んじゃう相当に拗れた嗜好を持ちつつ、それでいて言ってることは割とストレートな不思議男子。彼が普通に恋愛してるもんだから甘さがとどまるところを知らないのだ。もっとカッコつけていけ! 昔はもうちょっと牙があったぞ! まぁ付き合い始めたら本性がでるかもだが。

 

本性。

 

どうなんだろうね。このふたり。お似合いなのはわかるんだが、男と女の一般論を超えて本音をぶつけあえるのか。相沢さんの貧乏生活やら東くんの小説やら、この巻の甘い一区切りとは裏腹に付き合ったら地雷も多い気がする。とくに貧乏にまったく気づいてないのはヤバくない?

 

やっと顔が出た相沢さんの弟。

 

引っ張るからなんかあるのかと思ったけど、わりとなにもなかった。巨乳でストーカー気質の姉が遂に目的の男とデートとか趣味悪で済ませるところなのか弟。下手すりゃすぐ義理の兄になっちゃうぞ。

 

付き合ってからが本番なのかどうなのか。

 

物語的には終わりに近いような、個人的には恋人になってからどう男女の刺し合いをするのか見たいところだけど、あんまり殺伐としたのも作風的に違うのかもしれないと言うかストーカー気質が満たされた相沢さんって取り返しのつかないヤバい女になる余地もあるしなぁ。

 

嫉妬心をストレートに出してきたら怖いよ。

 

それで冷たい目が連発するならまぁ読みたい気持ちもありつつ、東くんが物理的に刺されて終わるような話になっても違うだろうしなぁ。ぶっちゃけ相沢さんの好意がなかったら相当に引っ叩かれる男だって話もあるわけだし。