“終わったんだ!!”を読み返しました。
ゾロサンジときてウソップ対チュウ。
比較的あっさり幹部を片付けても説得力のある二人に対して海賊ごっこから脱したばかりのウソップが果たしてどう立ち回れるのか、と言う話。アーロン一味の三幹部ではあるもののか明らかにチャラいキャラデザとコミカルキス顔で強くなさそうな調整はされているものの魚人と人間の格差は埋めがたい。
2年後でも殴り合ったらウソップが負けるでしょ?
ポップグリーンが極悪性能過ぎてウソップ本人の強化がよくわからんのはワノ国でどうにかなるとも思えないんだけど、まぁチョコザイなとこはたぶん変わらないんだろう。
ケチャップ星で死んだフリ。
まあナミは可哀相だと思うし
力を貸してェ気持ちはやまやまなんだが
死ぬのはちょっとパスだ…
この辺りの内心はそりゃ村を守るために一緒に戦ったとは言えリアルだし、強くないことは本人が一番わかってるんで勝ち目ない状況の判断としては責められるものでもない。しかしここから死闘を偽装するウソを詰めていく段階で涙を滲ませていくのがウソップの男たる所以。
みっともねぇ!!!
お気付きの方はお気付きだろうがONE PIECEの表記において、小さい「ぇ」は「ェ」にほぼ統一されている。なぜかここだけ「ぇ」だ。参照してるのは10巻初版なので重版で訂正されてる可能性はあるが、引用ミスではない。と言う話は余談だが、ウソップを奮い立たせたみっともねぇことを嫌う精神は結構この作品を貫くテーマであると思う。くい、を残さないと言う話にも通じるがどっちかと言えば古典的な男の生き方を説くところに長期連載を支える普遍性を感じるのだ。
ウソップハンマーでスネを攻撃。
ウソップ輪ゴムで目を瞑らせ不意に酒瓶をパス、鉛星で割り火を点ける。チョコザイ極まる連続攻撃ですが、異次元的な強さの一方にウソップを置くことで両方が引き立っているのは間違いないところ。やっぱねぇ、彼は知恵を使って戦って欲しいですよ。見聞色スナイプはまぁいいけど、ポップグリーンはなんでもあり過ぎて微妙なんだ。
ウソップの再強化はどこかであって欲しい。
つーかパチンコをデカくしたのも微妙なとこなんだよね。取り回しでアクションしづらくなってるし。この話のトドメの一撃みたいな躍動感のあるポージングで撃たないのはやっぱマイナスだろうと。この話を読み返して再確認してる。
長射程自体は狙撃手の存在意義的にたぶん重要ポイントなんだろうけどなんつーかね。なんか一味の中で成長ポイントがぼやけてるのが本当にウソップ好きとしては辛いところ。あ、チョッパーもぼやけたんだけど、あいつもうマスコットだからなぁって諦め気味。