テンタライブを聴きながら

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裏パッケージのヒメセンパイくっそセクシー!

 

ファイナルフェスも終わって一区切りつき、まぁ注文してたことを忘れてた。大人になるとこれがあって良くない。予約時の気分を維持できてなくてなんで買っちゃったんだろうみたいな後悔から入るパターン。

 

しかし聴けばやっぱ気分がアガる。

 

このゲームの楽しさの三割ぐらいは音楽が担ってる、と言っても過言じゃないと思う。実質的にそれが主題であるヒーローモードとオクトは言うまでもなく、風変わりな世界を音楽がまとめてるのは間違いのないところだ。

 

と、すると3は大変だよな。

 

実際のところゲーム性の変化や改善以上に、次の世界観を担うミュージシャンを生み出しそこに相当数の曲を用意し、その上でプレイヤーを飽きさせない新鮮さでもってゲームを盛り上げなきゃいけないってハードル高い。

 

2の音楽が無印より良くないみたいな批判は見かけたし。

 

無印は未プレイで音楽だけチェックして、素養がないのでどっちもいいじゃんぐらいの感想の人間ではあるけど、3でがらりとイメージが変わったらやっぱり馴染めないなとか思うのは想像に難くない。

 

でもそこに冒険がなきゃマンネリを感じるだろう。

 

贅沢な生き物だ。その贅沢に応えるゲーム制作者には頭が上がらない。やってくれるだろう任天堂なら、みたいなのが永遠につづくかって話はあるんだが。まぁ浮き沈みはあったしね。switchの間は大丈夫でしょう。

 

しかし架空言語で情感を呼び起こせるってすごいよな。

 

正直、多少は聞き取れても英語だとあんまり歌詞の内容には感じ入ってないみたいなところあるのに、フレンド・フロム・ファラウェイ聴くとジンとする。

 

ゲームの体験と組み合わさってるって強いと思うけど、8号の物語って言うほどゲーム内では語られてないんだよな。理不尽に失敗したら爆破されて、アスレチックを下手くそだからヒィヒィ言ってクリアして、何回もハイカラスクエアをネリ直されて、って過程はプレイヤーの苦労であって地上を目指すオクタリアンって姿にそこまで言葉は費やされてない。

 

ゼルダでも思ったけど任天堂は言葉を削るのが上手い。

 

余分な遊びのテキストは結構あるんだが、プレイヤーに委ねられる部分はすっぱり削ってる。100年眠って記憶喪失になったリンクとやっと厄災を抑える戦いを終えたゼルダが続編で新たな苦難に巻き込まれるとかもたぶん本人たちの気持ちはあんまり語られない予感がある。言葉にしたら深刻になりすぎるからだ。

 

イイダの境遇であるとか。

 

だとすると、もう変わりそうもないイカの底抜けの明るさと言うか、深刻なことは考えないスタンスさえ維持してれば3もそこまで心配しなくてもいいのかも知れない。シャケ虐殺ゲーなのにあんまりなんとも思わせないしな。シャケ視点になったらイカの恐ろしさを強調したホラーになりそうだが、それはそれでやりたいかも知れない。

 

イクラハザード。

 

カプコンに頼んでみたら面白い。溜め込んだ金イクラの行方がこのゲーム最大の謎、みたいなところない? なんの経済を動かしてるバイトなんだか。