“ベルメールさん”を読み返しました。
大人一匹 10万ベリー
子供一匹 5万ベリー
アーロンが設定した人間の金額。高いのか安いのか、この回想の奇襲徴収で2500万ちょい集まってるってセリフなんだが、年額だとしても四年でペイしちゃうから1億ベリーの村の価格は安過ぎてウソっぽいと気づかなかったのはナミらしくないと言うべきか?
ウソだと感づいてても信じるしかなかったか。
料理の煙を見られ集落から離れたベルメールのところへもアーロンは向かう。最初から海図も狙ってると言う伏線を張りつつ、家に行ったら即、元海兵の対応。不意打ちとはいえベルメールさんそこそこ出来る海兵だったと思われる描写なんだが、アーロンは口に突っ込まれた銃を噛み砕いて圧倒。
いまいち海軍は種族差を教育してないよな。
ジンベエの強さを考えれば小物としか言えないアーロンを解き放つのはまだわかるんだが、支配地域で荒稼ぎしてた金額等々を考えると懸賞金の額は低過ぎたし、対応する東の海の海兵のレベルも低過ぎる。世界政府って仕事してない、ってのがルフィたちの行動によって現体制が転覆してもいい大義名分だとしても、あまりにも人命が軽いよな。
ベルメールは偉大なる航路の海賊だと理解してた。
そして本物の化物だから殺されるとすぐ理解し、金を払う方に流れるのだが、へそくり足しても10万ちょっとしかない全財産では足りなかった、と言うところでの話。娘二人、海兵辞めて値段が上がらないみかんを売っての暮らし、貯えを持てるもんでもないと言うシビアさ。
宝払いとか言って食えてたルフィとは大違い過ぎない?
や、まぁシャンクスたちが相当に金払いの良い海賊で潤ってた可能性はなくもないけど、アーロンが来る前からかなり貧しい村だよねココヤシ村。近場であった戦争の影響もあるのかどうなのか。アーロン一味が東の海に詳しかったとは思わないので弱ってるところを狙ったと言うよりは不運なんだろうけど。
それは私の娘達の分
私の分は足りないわ
ナミとノジコを気づかれる前に逃がそうとするゲンさんやドクターたちの意向を無視するベルメールさん。実際のところ逃すことは不可能な状況になってたことを理解してたって話ではあるんだが、そこまで海上を封鎖できてた感がルフィたちの突入劇を見るにないんでやりようはあったようなって気はする。
元海兵なのに海軍をアテにしなさ過ぎ?
ベルメールさんは結構な割合で海軍には絶望してるっぽい気がするよね。戦場で死にかけてこりごりってだけじゃ説明がつかない。くだらない愛に死ね、とかアーロンには言われてますが、それしか寄る辺がなかったようにしか見えない。
家族の縁か命か!!
こんな時代に甘えは無用じゃ!!
ナミとノジコを逃がそうとするときにドクターが言ってるセリフなんだが、ルフィの過去編で辻褄が合わせられるまでは東の海ってそこまで荒れてたってのが正直信じられなかった。端々の設定を拾っていけば確かに大海賊時代って一般庶民には厳しい時代なんだけど、ONE PIECEはそれをあんまり具体的に描かず気づかせないようにしてた節はあるよな。戦略的だ。