ONE PIECE 第54話

“パールさん”を読み返しました。

 

洗剤ブルーダイヤのCMがわからない世代が増えているであろう昨今、このキャラがネタキャラであると言うニュアンスが薄れてるんじゃないかと危惧される鉄壁のパール登場回。

 

ダイヤモンド・ジョズってコンセプト一緒?

 

六式のアレとも一緒、つーか武装色の覇気も究極的にはここに行きたく感じ、防御が高ければそれ自体が攻撃になる。なんだ目の付け所いいじゃんパールさん。クリークの鎧の方がおそらく硬いが。

 

意外と見かけないタイプの顔立ち。

 

シンプルに古いハンサムみたいな。で、デブではない大柄なパワータイプ。短足。あとダジャレ。前回のサバガシラにつづいてコメディ要素を強化するキャラなんだけど、普通に愛嬌あるよね。ジャングル育ちとか、過剰防衛な性格設定もナチュラルだし、ルフィと喋れば意気投合したかもしれない。

 

そんなチャンスはありませんでしたが。

 

特に再登場が望まれる要素のない存在であり、金銀パールプレゼントが2008年に終了していることを考えるともう完全に過去の人。でも生き生きしてるのはモデルがいるんじゃないかなとか思う。

 

おれはタテ男で

ダテ男だ

イブシ銀だろ

 

下がり眉でニヒルに笑う彼はクリーク一味の中で特に悪いヤツって感じもなくて、まぁ普通に海賊としては悪いけど、泳いで現れるシーンからギンにやられるシーンまで役目をきっちり果たしてる感じは好感が持てます。

 

あ、でももう語ることない。

 

噛ませキャラのパティとカルネを倒してさらにギンの噛ませとなる。物語の潤滑油だからなぁ。サンジのイブシ銀を引き立てるし、ルフィのとばっちりで出血しまくるし、なんか読み返してたらいいとこ全然なくて愛されてないキャラなのかもとかちょっと思ったりもした。

 

毒ガス弾から逃れたかすら記憶にない。

 

読者にとっても役目を終えた後はどうでもよくなる男。そんなパールさんの話でした。なんと言うよくできた見せ場提供マン。こう言うヤツがいてくれないと話がまわらんのよ。