“JUNGLE BLOOD”を読み返しました。
身の危険を感じたパールさんは火をたいちまう癖がある! 原理は不明だが盾はしっかり炎上、手にしたパールと言う名のなぞの玉も燃える! 炎と炎の盾で超鉄壁!
エースじゃん。
火を操る技が多すぎてメラメラの優位性が微妙だ問題はもうこの段階で表出していた。いや、火力でいったら火拳より相当弱いし、バラティエのヒレすら燃やせてないんですがね。でも、尾田栄一郎にとってエースがとっておきのネタではなかったことを示すひとつの根拠ではある。火の能力はベタな強さすぎてONE PIECE向けではない。
バーカ
炎が怖くて
料理人が務まるかよ
サンジのこのセリフもイブシ銀に決まり過ぎであり、ゼフなんかは義足を振って火を消している。料理人>炎はマグマ>炎より心意気な意味で自明だった。
この時のルフィ、ズボン火が点いて慌ててるけど。
少年漫画において火傷は骨折と同様に軽視される症状である。焼死なんかはエグくて悪役しか使えない。斬るのも殴り倒すのも厳密に言ったらエグいんだが、キャラクターが頑丈であることによってマイルドにはなるのに対して焼け爛れるのは頑丈さで耐えられる問題じゃないと常識的に判定されるからだ。
エースは少年漫画の壁に阻まれている。
理論的か感覚的かはわからないがそれが分かっていたからこそのあの役回りに能力ということなんだろうと今は思うね。その意味ではサボの活躍も正直危ぶまれる。鉄パイプの方がたぶん少年漫画的に強いとは思うが。
暴れるパールを止めるべく放たれるハンマー。
クリークの超重量攻撃はわかりやすく強そうなんだが、即座にゴムゴムのバズーカで返されたりとパワーバランスではルフィが常に優位をアピールする。だからこそラストのギンがゼフを人質に取る展開がわかりやすい。
ゼフさん隙を見せすぎでは問題?
どうなんだろうね。ONE PIECEは老化にシビアなところあるから。四皇もシャンクス以外は基本的に年齢高いから本人の戦闘力の全盛期かと言うと微妙なところで、だからルフィが上がって行けるみたいな構造なんだよね。それが時代のうねりである。みたいな。