ONE PIECE 第62話

“M・H・5”を読み返しました。

 

究極的には大勢を殺せる兵器が強い。

 

バトル漫画でありながらと言うか、ロギアの存在を意識してるからか、初期からルフィでは封じ込められない攻撃の存在を出してくる。猛毒ガス弾。

 

とは言えミホークには通じそうもない。

 

飛ぶ斬撃で着弾前に落とされる。あまり接近して撃ったら巻き込まれる。マスクなんかバッサリいかれるしな。切り札でありながら使えてなかったのは納得のいく存在でもあるバランスが上手い。

 

しかしどっから手に入れたんだろう?

 

クリークの部下に科学者がいたとは思えないし、治安が良くはないとは言っても海賊にホイホイとそんなもんが売られる状況じゃ海軍もたまったもんじゃない。コックたちもこの手段は聞いたことなかったみたいだし、頻繁に撃ってたとも思わないが部下にしっかりマスク待たせてるから初使用ではないだろう。

 

かなり謎だ。

 

そう長らく思ってましたが、まぁ今となったらシーザーが流してたんだろうなってなるヤツです。悪徳化学兵器はもう全部アイツのせいだ。ドフラミンゴの商売の範囲を考えれば新世界じゃ通用しなさそうな小規模のガス弾ぐらいは東の海に流れてもおかしくないかも。冤罪?

 

クリークに繋がるルートは気になるか。

 

右腕のふがいなさにキレて毒ガスを使用するクリーク。そしてマスクを捨てるギン。そしてサンジにはマスクを押し付け死なせない。これだけ見ればまぁ仁義はあるほうなんですが。最後のセリフが良くなかった。

 

まァ…

バカは死なねェとわからねェか…

 

バカにつける薬はない。が、何気に作品世界の掟になってる気がするONE PIECEですが、愚かでもまっすぐ生きてる奴には肯定的ってところで少年マンガとしてのバランスを取ってる。そこを踏み外す奴は外道である。

 

ルフィぶちギレ。

 

直前まで自分のマスクを確保してなくて死にかけてるのもあるので、無駄死にを許さない流れがビシッと決まる訳です。結構トリッキーだよね。この絡み方。クリークの評価は弱虫と最強の男でまったくギンと一致してないからわかりあってもいない。

 

だが、それでも戦う。

 

それがなぜなのかはこの後のエピソード。