ONE PIECE 第60話

“ケジメ”を読み返しました。

 

弱ェと言われてとりみだす奴ァ

自分で弱ェと認めてる証拠だ

 

クリークのセリフですが結果的にはこのエピソード内でルフィの折れなさに自ら証明することになってしまう話。器って話になるとまぁ余裕はないんだよねこの人って。虚勢でもないんだけど、これ以上は大きくならない具合というか。

 

別にバラティエにこだわる理由ないし。

 

変わった船で海賊やろうってだけなら、こんなとこで無駄な戦闘する必要がない。クリーク自体のスペックは悪くないんだけど、ルフィが言うように部下のレベルは数が多かっただけ感が否めない。幹部クラスがギンとパールさんな時点であんまり優れた人材を得てないのも明らかだったり。

 

毒ガスのブラフで炸裂手裏剣。

 

うーん、ウソップのやり口だな! みたいな感じの戦略なんだよね。一本は取れる。しかし勝敗を決する攻撃ではない。つーかこの技構成自体がルフィ対ウソップの決闘で使われてる気もする。腐った卵からのガス引火みたいな具合に。

 

虚仮威しだ。

 

海賊のやり方としては真っ当だと思うけどね。略奪者は略奪する相手がいないと成立しないから本当には殺さず脅しで従わせるのが上策。でも、ゼフの過去回想で行われた問答無用の略奪と比べるとクリークは口車に頼りすぎて軟弱だ。

 

銃は脅しの道具じゃない。

 

シャンクスが言ったことですがまぁ、ギンがゼフを問答無用で殺さなかった時点ダメだったってとこなんでしょうね。結果がわかっててもこの辺りのバトルはルフィが凄く見せ場を作るので楽しいってところがマンガとしての巧さですが。