“嵐前"を読み返しました。
ギンにメシを食わせたサンジを勧誘する回。断られますが、それによって会話が広がって親切にもルフィに忠告するギンとか短いながらも人となりを把握することができる。
厨房でのパティとカルネ。
偉大なる航路に怯えるギンの姿からクリーク一味のヤバさを語る。怯えてるのにこの辺りの海じゃ最強最悪の海賊。海賊艦隊の首領。説明ですが、このくだりの料理しながらの絵が妙に生き生きとしてるよね。尾田栄一郎って飲食でバイトしてるような経歴ないと思うんでなんらかのオマージュかも。
怒られる理由と
証拠がねェ
ゼフに現場を目撃されるもギンにメシを食わせた皿とコップとスプーンを捨てる男サンジ。本当に食い物以外は粗末な扱いである。しかしそれについての説教はしないと言う違和感をもたせる引き。
雑用ただ働きルフィ。
もちろんまともに働けるわけなどない。厨房を荒らし、すぐさま追い出され、注文を取りに行ったらゾロたちが客。なんかこういうシチュエーションコント的な展開は珍しいよな。鼻くそ入りドリンクを飲ませようとして飲まされるルフィとか、ウケるウソップとか、学生ノリみたいな微笑ましさがある。
ナミも楽しそうだ。
ウソップが仲間入りしてからそんなにエピソードとしては重ねてないんだけど、すでに打ち解けてることはちゃんと描写した上でのナミ離脱なのである。
サンジとナミが出会う。
そして関係性は確定する。直球で熱烈に愛を告白してるんだが、照れすらしてないナミの感じ。いいカモを見つけたぐらいにしか思ってないし、その距離感は長い連載期間でほとんど縮まってない。能力は評価されてると思うけどね。ドライだよね。ルフィに対して初期はちょっとそんな雰囲気もあったけど、オカン化するし。
ギンはクリークをバラティエに案内する。
マジ迷惑。まぁ戦って得るものも多い結果だし、この事件がなきゃサンジが加入する流れもなかったけれども、恩を仇で返す奴てす。クリークの性格をなんで把握してなかったんだろう。余裕があるときは紳士的だったんだろうか?