ONE PIECE 第50話

“己々が路”を読み返しました。

 

ナミが裏切る直前の顔が怖い。

 

ヨサクとジョニーがアーロンについて語ってる手前でコマ正面に向かってスタスタしてるところの真顔なんだこれ。今更だが闇を感じる。

 

服を着がえたいの!

恥ずかしいからあっち向いてて

 

まぁ読んだ後の感想は、こっちの演技照れ顔カワイイに持ってかれてる訳ですが、男って本当にバカって話。展開の不自然さをわかっていても期待しちゃう。ゾロがいたらもうちょっとナミも手順を踏んでたとは思うが。

 

おれはあいつが航海士じゃなきゃ

いやだ!!!

 

泥棒女なんかほっとけと言うゾロに対してのルフィ。バギー戦クロ戦とナミの行動はそこそこ重要ポイントではあったけれど、そこまで言うほどかと当時も思ったし、今も思う。

 

なんの考えもなしに核心をつく。

 

ってのがルフィの主人公性なんだが、ナミの事情を察してたと言うか海賊が嫌いって出会った時の話をちゃんと覚えてたのか。なんにも解決してない辺りを気にしてるのか、ゾロもそういうお節介なところを理解して世話のやける船長と表現するのか。色々含みはある。

 

しかしミホークがドン!

 

描くのめんどくさそうな袖と襟の裏地が一体のオシャレコート。いや、あとは逆に全部ベタで成立するので実は楽なのか? 髪型も帽子で不明だし。あと今読み返すと意外と表情あるなって思った。セリフもあるし、無口でもなく。言いたいこと言ってる人だ。

 

ヒマつぶし

 

クリークはそれで潰されました。このセリフの直前のコマがちょっと考えてる風で可愛げがあったりするので、煽りでもなんでもないのかも。オッサンが可愛いのどうなんだろう。

 

目つき怖いだけか?

 

鷹の目の男の異名もそうなんだけど、ミホークの情報は見たもの以上の要素がない。鷹の目がなんらかの能力を示唆するなら二年後ゾロの閉じた目につながるかとも思うんだけど、あれも引っ張りが長くて果たして開眼した時にどうなるのかわからん。

 

そんな訳で、ナミが泣きじゃくりながら裏切りに心を痛めてるシーンで引く一方で男たちは世界一の剣豪との戦いに固唾を飲んでて気にしてない回。こっからサンジ編なんでナミの裏切りで人気を落としたくなかったからこそのミホーク投入かなって気はする。