ONE PIECE 第39話

“誰が為に鐘は鳴る”を読み返しました。

 

サブタイトルを見れば内容を思い出す回。

 

ゴムゴムの鐘です。覇気を登場した現時点においても密着して頭を伸ばしてぶつけるのはタイマンならかなり強いし、JETもあって良かったぐらいだと思いますがルフィはあんまり頭突き使わないですね。首伸ばすのはやっぱ弱点を広げてるからかな。

 

杓死で仲間まで斬るクロにキレるルフィ。

 

見えない相手の動きにどう対応するか? みたいなところなんですが、斬られながら掴んでの投げで即解決。はやい! そのまま抱きついて逃さない構え、ゴムゴムでの拘束は何気に強いはずなんですが、これもここ以外では使用された記憶がない。画的に地味だからだと思う。

 

一方カヤはウソップ海賊団の命を守ろうと遺書を書く。

 

で、ゾロに背負われたウソップがギリギリ間に合い子供たちが一瞬の隙を作り、必殺火薬星です。ここの組み立てもシンプルにはやい。どっちもあっさり目なんですが演出的にはルフィの鐘と火薬星が見開きで同時に決まるので気持ちいいやつ。

 

二転三転はしない。

 

ここどうなんだろうね。ウソップでのアンケートが伸びなかったからそうなった、って雰囲気もなくはない。クロはクソ野郎ですが、敗北後がほぼ語られないキャラってのも珍しかったりするので、なんか不可思議ではある。100話をとってそこまでは全部初期構想通り、ってのは流石に初連載としては常軌を逸しすぎだと思うしなぁ。

 

とは言え麦わらの一味のバトルの方向性は定まった回。

 

ルフィの決め技にどうストーリーを繋いでいくか、その意味ではシンプルに見せるのも予定通りなのかもしれない。こう決着しますよ、ってわかってるお約束の安心感は大事なんですよ。バトルを主体に読むジャンプ読者からするとマンネリでもいきなり負けてストーリーが前進しないストレスって思うより大きいからね。

 

冒険物語ですから。