“ネオ坂道”を読み返しました。
サブタイトルがおかしい、だがシンプルに状況を説明もしている。他に適切なアイデアがあるかと言われればない。名サブタイなのかもしれない。
クロは悪魔の実に驚かない。
このノーリアクションが強キャラ感を出します。ルフィに一発ぶっ飛ばされて状況を判断し、自分で仕留めると決めて冷静になってる。ウソップ海賊団にバットとフライパンとシャベルで殴られてるのは効いてない辺り十分頑丈だが、ウソップの拳に対しては一応処置をしてたのでパワーバランスはそんな感じ。
ウソップ蹴っ飛ばすとこちょっと八つ当たり。
ジャンゴにカヤ殺害とアリ3匹の駆除を指示。催眠術はこの計画の肝なんだけど、やっぱ頼りないよなジャンゴ。こいつが肝になっちゃう辺りが策略家としてのクロの限界だと思う。催眠術は凄いんだけど、使い手を見る目と言うか使い方が下手なのかね。
で、坂道をルフィたちが突破しないとカヤを守れない。状況が逆転、ネオ坂道と言う具合。サブタイトル変だけど的外れではない、ってのは情報量としての問題。内容も気になるし、ジャンプ漫画としては本格バトル開始の引きで、さらに4巻も〆である。
ちなみにバギーの表紙集中連載もここから。
カラーページの比率とか考えると初期から人気は相当取ってた連載だけど、長期を見据え出したのはこの辺りなんじゃないかな感はある。ウソップギャラリーの告知も入って、ここに応募した人らがデビューして売れるぐらいの年月までは想定してないだろうけどね。
ちなみに背表紙はルフィルフィゾロクロ。
ナミよりウソップより早く背表紙。
クロってそこそこ気合の入ってたキャラなんじゃないかなと思うのはそう言う辺り。その後が描かれないことをそれほど意味深に受け止められるほどインフレは抑えられてないけど、短期連載だったらラスボスだったかもぐらいの存在感だと思う。いや、クリークか?