鬼滅の刃 超可動ガール アニメ初回

家族惨殺、しかし復讐譚ではない。

 

鬼にはされたがまだ生きている妹のために戦う主人公、しかしシスコン感はほとんどない。

 

独特。

 

鬼滅のテイストは原作だとあの絵の雰囲気の中で混ぜられて程良い加減にされてる感じなんだけど。アニメ化でシリアスに振った結果その独特さは強まった印象。シリアスな初回はそれが上手くハマっている。

 

しかし素直じゃない話だな。

 

家族を殺した犯人に出会うのではなくその犯人を斬る側で、しかし斬ってくれてはいない相手に結構なことを言われて、それでもまっすぐに進む。二重三重のねじれがあるし、そして義勇のキャラが明らかになった現時点から見るとさらに印象も変わる。この複雑さがありながら、しかし素朴にも感じられる奇妙さ。

 

セオリー的ではない。

 

ここからいきなり修行だからね。一巻を読んだときは打ち切られると思ったし、タイミングが悪ければ打ち切られてたと思う。しかし強運にも生き残り、テイストを楽しむ多くの読者を得て、ついにはジャンプでも破格のクオリティでアニメ化と言うことになってる。

 

持ってる作品だ。

 

とは言え話としてスローペースなのは変わらない。本格的に面白くなるところまでやるには一年いる。そこまで息を切らさず制作会社がいけるのか、原作の連載が熱量を保ったままつづくのか。かなりの運試しのような気もする。壮大なストーリーとかではないからなぁ。

 

ノーナの声がやっは不安な超可動ガール。

 

PVの段階でこれヤバい感があったけど、特にそこから印象は変わらなかった。ノーナに固定イメージはなかったけど、これじゃないのはスタッフもわかったはずだ。なんらかの力が働いてるヤツでないと納得がいかない。使うならクサビちゃんにしとけばいいのに。どうしてまたメインヒロインに。

 

二重人格キャラだから演技力も要るでしょ。

 

CGアニメとしての出来は悪くないと思う。本音を言えば作品ごとに質感を変えるぐらいの凝ったことをしないとメタいヒロイン集合のパロディ未満アニメになっちゃうだろうなと思うんだけど、そんな予算のある枠なはずもなく。まぁ一度は終わったマンガがこれで復活したんだからよしとするしかない。

 

しかし尺もないし話は入らなそう。

 

オズマ、ベルノア、すばる、冠、クサビ、ルウもビジュアルあんの? キャラ紹介だけで半クール使うじゃん。ネタに入れないじゃん。

 

2クールぐらいあんの?

 

見た目に反してややこしい作風だから。

 

うん、新婚のいろはさんアニメ化に期待!