ONE PIECE 第32話

“大凶”を読み返しました。

 

ゾロ対ニャーバン・兄弟。

 

刀を二本もネコババされ、なおかつ形見を雑に放り投げられると言うゾロ屈指の恥辱展開かも知れない。相手を見くびらずせめて二刀を持っていればこうはならなかった? ぶっちゃけ強敵として名前が挙がってるとこ見たことないんだが、ゾロの間合いを見切って猫背で腹を斬らせたフリからの背中乗り、普通に強い。和道一文字を奪われて冷静さを欠いてただろうとは言え、斬った手応えすら感じ取れず、下手すりゃ背中に傷を負ってたのは黒歴史的ですらある。

 

猫殺!!!

キャット・ザ…

フンジャッタ!!!

 

シャムの見事な拘束からの一撃必殺コンビネーション技。おちゃらけているようで殺意高い。ゾロの今後の頑丈さを考えると決まってもトドメにはならなかっただろうけど、秒殺にかかった猫殺ってシャレは好きだ。ブチは布団をマントにした風体といい、重量級でありながら身軽な動きといい、なかなかキャラ立ってたんだけどね。タフな脂肪とか言われることになるけど闘志もあったし。

 

ゾロは苦戦しつつもウソップの援護を拒否。

 

苦戦展開の中でもゾロには渋い魅せ場を作っておくのがマンガ巧者って感じだね。もちろん実力では上回ってることを前提に視野の広さがあって、一刀流は苦手と言う特性の説明も、別にこの後で苦手意識を感じさせたことがあった記憶はないけれども。

 

ナミが刀を取りに行くもジャンゴに阻まれる。

 

絶望、からのクロ到着と言う具合でバシバシと盛り上げてるなぁ。ゾロを押せ押せの相手がビビる相手、その強敵感の演出が上手い。ジャケットにあの模様をつけとかないとカッコよくなりすぎると言うはんだんだったのかね?